総務省は、平成25年度の女性国家公務員の採用の状況、各府省等における取り組み状況等のフォローアップ調査について公表した。
フォローアップ調査開始以来、最高数値
平成25年度(平成25年4月30日までの間に採用又は採用された人)は、国家公務員採用試験からの採用者に占める女性の割合は26.8%。これは平成17年のフォローアップ調査開始以来、最高数値だという。中でも一般職は31.8%と、専門職等(24.5%)と比べて女性の割合が高くなっている。
女性の採用拡大のため、各府省は様々な取り組みを実施
また、女性国家公務員の採用の拡大に関し、各府省等の取り組み(平成24年度)についても公表した。人事院における女性向け説明会の実施等のほか、全府省等では個別に様々な取り組みを行っている。
具体的には、「採用パンフレット、ホームページ等に女性職員を積極的に掲載」「自府省における女性職員の採用・登用拡大計画の内容をホームページ等に掲載」「採用担当者、面接官等に女性職員を配置」「業務説明会、官庁訪問対応等の採用関係業務に女性職員を積極的に活用」など。
「女性を対象とした業務説明会等の実施」においては、国税庁は国税専門官について理解を得るため女子大学等に出向き、人事担当者による説明や女性職員による座談会などを15回と数多く実施している。厚生労働省も、女性職員による説明会を本省で6回も行っている。
また、「女性向けに何らかの配慮を行っている業務説明会等の実施」でも国税庁は全国各地で行った209回にわたる説明会で女性専用ブースを設け、女性職員を配置。内閣府や総務省も、説明会において女性職員を極力配置するなど対策を行ったとのこと。