本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、ドイツ・フランクフルトで10日から開催されている『フランクフルトモーターショー』(一般公開は14日~22日)にて、欧州向けの新型ワゴン「シビック ツアラー」(Civic Tourer)や、新型「シビック(5ドア)」を初公開した。
シビック ツアラーは欧州専用に開発され、2014年初めに販売を開始する新型ワゴン。スポーティーなデザインを特徴とし、新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」(アース・ドリームス・テクノロジー)の一つである、ディーゼルエンジンの1.6L i-DTECを搭載。これにより、力強く楽しい走りと、CO2排出量99g/kmという環境性能を両立している。
また、荷室はCおよびDセグメントでトップクラスという624Lの容量を実現したほか、新技術「アダプティブダンパーシステム」を欧州で販売しているホンダ車で初採用し、より安定した快適なハンドリングを可能にしたとのこと。
新型シビック(5ドア)は、エクステリアにプライバシーガラスやスモーク・リアコンビライトなどを追加し、内装にはシートやステアリングにステッチを施すなど、よりスポーティーかつ高品質に仕上げたという。販売は、2014年初めに開始される予定。
そのほか、2015年欧州での投入に向け開発中の「シビック Type-R」の映像を初公開。同車は、新型2.0Lターボエンジンを搭載して、最高出力280馬力以上を目指している。