三井住友銀行はこのたび、10月21日より『SMBCダイレクト』に新たに「パスワードカード」を導入すると発表した。
「パスワードカード」を利用の顧客については、振込などの重要取引等を実施する際の本人認証方式が、セキュリティの高いワンタイムパスワードのみとなる。なお、「パスワードカード」への切り替えをしない顧客については、現行認証方式も当面利用できるが、一定期間経過後に廃止する予定だという。
インターネットバンキングの取引画面に偽画面を表示するなどにより、顧客の暗証カードの番号を詐取し、不正な取引を行う犯罪が発生しているという。1月より、同行ではこれらの犯罪に対して有効なワンタイムパスワードのパスワード生成機を希望者に無料で提供し、暗証カードと併用して利用することで、SMBCダイレクトのセキュリティ強化を図ってきた。
このたび、さらなる強化策として、カード型ワンタイムパスワード生成機「パスワードカード」を導入する。『SMBCダイレクト』を新規に契約する全ての顧客、及び既存の契約者で切り替えを希望する顧客には「パスワードカード」を無料で提供し、「パスワードカード」を利用の顧客については、振込等の重要取引等を実施する際の本人認証をワンタイムパスワードのみとする。このたび導入する「パスワードカード」は、従来のパスワード生成機よりも携行性に優れ、将来的な不正取引対策への拡張性も兼ね備えているという。同対策により顧客の利便性に配慮しつつ、更なるセキュリティの強化を図っていくとしている。
なお、暗証カードの新規発行は停止し、既存契約中の顧客についても「パスワードカード」への切り替えを積極的に推奨し、現行の認証方式は一定期間経過後に廃止する予定としている。
パスワード概要
申込方法
- 店頭または同行ホームページから申込み
利用方法
特定のボタンを押すと、パネル上にワンタイムパスワードを表示
振込などの重要取引や住所変更などを行う際に、表示されたワンタイムパスワードを画面に入力
オプション機能(顧客の任意で以下の機能も設定可能)
ログイン時にもワンタイムパスワードを利用
「パスワードカード」の紛失に備え、「パスワードカード」を起動させるための暗証番号を設定
利用料
- 無料(紛失時の再発行時には1050円(消費税込)が必要)