英国マクラーレンは、9月2日に同社の設立50周年を迎え、英国サリー州ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)でセレモニーを行った。同社のこれまでのF1での優勝回数は182回にのぼる。

「McLaren P1」を披露するジェンソン・バトン選手

「12C Spider」に乗って登場するセルジオ・ペレス選手

マクラーレンは1963年9月2日に設立された。当時は小さな工場で、26歳だったブルース・マクラーレン氏は少数の仲間とともに自らの名前を冠したレースマシンの設計や制作を開始した。その後、同社はさまざまな場所を転々としながら規模を拡大していき、今日のMTC開設へと至る。MTCでは現在、2,000名以上の従業員が働いているという。

1966年、モナコGPに初めて参戦して以降、182回もの優勝を飾り、この記録を上回るレーシングチームはない。F1以外では、北米の代表的なレースであるカンナム・スポーツカー・シリーズで1967~1972年に43勝を記録。1972~1976年にはインディ500で3回優勝している。1995年のル・マン24時間耐久レースでは、初参戦ながら優勝をはたした。

50周年を記念したセレモニーでは、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーであるセルジオ・ペレス選手が3,000台目の「12C」である「12C スパイダー」に乗って登場。 2009年のF1世界チャンピオンであるジェンソン・バトン選手は最新モデル「McLaren P1」とともに登場し、集結した同社の従業員が見守る中をパレードしたという。