英国ジャガー・ランドローバー社は、「レンジローバー」「レンジローバー・スポーツ」に新技術を投入した2014年モデルを発表した。具体的には新型ディーゼルエンジンや新ディーゼルハイブリッドモデルなどを投入。さらに新開発のドライバー・アシスト機能も採用する。
2014年モデルには従来のディーゼルおよびガソリンエンジンのラインアップに加え、パワフルな4.4リットルSDV8ディーゼルユニットを「レンジローバー・スポーツ」に追加。ツインインタークーラーや10kgの軽量化をはたした新設計の鋳造合金製エンジンマウントを用いた改良型吸気システムを採用し、最大出力339PSのハイパワーを発揮する。
「レンジローバー」「レンジローバー・スポーツ」に、ランドローバー初となるハイブリッドモデルも投入。新開発の3.0リットルSDV6ターボディーゼル・エンジンに、トルクコンバーターに代わる電気モーター発電機が組み合わされたシステムで、総出力は340PS。複合サイクル下で169g/kmのCO2排出量と44.1mpgの燃費を実現した。
従来から搭載されている縦列駐車をアシストする「パラレル・パーク」機能に加え、縦列駐車した場所から自動操縦で車を出せる「パーキング・エグジット」がオプション設定される。時速10マイル以下で作動し、車両の周辺360度の人や障害物を感知して警告する「パークディスタンス・コントロール」も追加装備される。
「レンジローバー」「レンジローバー・スポーツ」は英国で9月10日から販売を開始し、納車は2014年前半の予定。日本での発売、納車時期は未定。また、SDV8ディーゼルユニットおよびディーゼルハイブリッドの日本への導入は未定となっている。