シマンテックは、同社のセキュリティ対策チームを対象とするサーバーセキュリティ演習の提供を開始、公立大学法人会津大学が9月より開設する「2013年度 サイバー攻撃対策演習・情報セキュリティ講座」に採用されたことを発表した。
プログラムは、同社がするセキュリティ人材育成のために独自に開発するもので、サイバー攻撃の手法、対象法を攻撃側・防御側の双方の立場から実践的に学べるもの。同社では、昨年9月に「サイバーディフェンスアカデミー」を開校し、企業の担当者などを対象にセキュリティの実践的なトレーニングを展開している。今回、会津大学において約20名の受講生を対象に、5日間の日程に分け、年間2回の講座が実施される。
シマンテック代表取締役社長の河村浩明氏からは、"シマンテックは、「進化するネット社会に自信と安心を」という企業ビジョンを掲げて活動しています。サイバー攻撃が高度化、多様化する中で、セキュリティの人材不足が叫ばれているなか、今回、このような独自のサイバーセキュリティ演習プログラムが教育機関に採用されたことをうれしく思います。シマンテックでは、今後も、グローバル展開している弊社でしか展開ができない、インテリジェンスの結集であるこうした教育プログラムを他の教育機関や企業、官公庁に対しても提供することで、引き続き、高度なセキュリティ人材の育成を支援してまいります。"
会津大学の角山茂章学長からは、"このたび、シマンテックの協力を得て、サイバーセキュリティ演習プログラムを開始できることをうれしく思います。現在、サイバー攻撃が複雑化、高度化し、サイバー戦争の様相も呈してきています。その中で、世界で最高レベルのサイバーセキュリティ知見を持つシマンテック社の協力のもと、会津大学において、最新の動向を踏まえた実践的なセキュリティトレーニングを行うことで、日本のIT人材、さらには高度なセキュリティ専門家の育成に貢献していきたいと思います。"
とのコメントも発表されている。