今年10月よりテレビ東京ほかにて放送がスタートする特撮テレビ番組『衝撃ゴウライガン』の制作発表会見が9日、都内で開催され、雨宮慶太監督、新川優愛が出席した。

制作会見に出席した雨宮慶太監督(左)と新川優愛(中央)

『衝撃ゴウライガン』は、『仮面ライダーZO』や『仮面ライダーJ』、そして『牙狼<GARO>』を手がけた雨宮慶太監督の最新作で、10月4日よりテレビ東京ほかにて放送開始。雨宮作品ならではのVFXアクションに、ラブコメ色を加えた集団バトルアクション作品で、さまざまな特殊能力を持つ光人(ひかりびと)、罪を犯す光人・陰人、マギーと呼ばれる怪物らが激闘を繰り広げる。新川は、霊感の強い人間にしか見えない光人たちが見えてしまう女子高生のヒロイン・界ヒトミを演じる。8月の制作発表時には、脚本を『超光戦士シャンゼリオン』や『仮面ライダーアギト』をはじめ、多くの特撮、アニメ作品を手がけた井上敏樹氏が担当することでも話題となった。なお、グラビアアイドルの壇蜜が、神埼ルリカ役で本作に出演することも決定している。本作のキャッチコピーは「地球滅亡まであと100日。みなさんそろそろ真面目にやってもらっていいですか・・・」。

原作・総監督を務める雨宮監督は、「今回はちょっとお馬鹿な作品を作ろうと仲間たちと一緒に作りました。お馬鹿な作品だからこそ真面目に作らなければいけなくて、頭を使って体力が必要で、作り手の結束が必要なことが身に染みています。大人が見て懐かしかったり新しかったりするヒーローものを目指しました」と、『衝撃ゴウライガン』のコンセプトを解説。新川は「光人は劇中でみんな馬鹿なんです! だから、笑っちゃいけないシーンで笑わないようにするのが大変でした。(着ぐるみのヒーローたちと)共演するのは初めてだったのですごく新鮮で、今日は久しぶりにみんなに出会えてうれしいです」と、役どころの苦労を明かしつつ、笑顔を見せた。

5人の光人。『衝撃ゴウライガン』のキャッチコピーは「地球滅亡まであと100日。みなさんそろそろ真面目にやってもらっていいですか・・・」

ここでステージには、5人の光人が登場。それぞれに意匠を凝らした猛々しいデザインだが、トークに反応して見せるおどけた仕草は親しみやすく、コメディ色の強さを感じさせる。会見で公開されたダイジェスト映像では激しいバトルがある一方、日常風景にものものしいヒーローが溶け込んでいる可笑しみを感じさせる内容だった。光人たちのデザインについて雨宮監督は「光人は僕らが言う神様に近い存在で、属性がある。彼らは神様、天使、悪魔、光、獣という属性を持っていて、それをイメージしたデザインになっています。5人の雰囲気にバラバラ感を出したかったのでこうなっています」と語っていた。

締めのあいさつで新川は「体験したことのない雰囲気の制作発表で楽しかったです。10月から始まる『衝撃ゴウライガン!!』、楽しみにしてください!」と本作を全力でアピールしていた。

(C)2012雨宮慶太/衝撃ゴウライガン製作委員会