Futuremarkは9日(フィンランド時間)、iOSデバイス向けの3Dベンチマークソフト「3DMark for iOS」を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。これにより、iOS、Android、Windows搭載デバイス間の性能比較が可能になったとしている。また、Windows RT版も近々のリリースを予定している。
「3DMark for iOS」には、「Ice Storm」「Ice Storm Extreme」「Ice Storm Unlimited」の3つのテストモードが用意されている。この3種類について、同社では次のような使い分けを推奨している。
「Ice Storm」は、メインストリームのスマートフォンおよびタブレットの比較に用いる。GPU性能を測るテストのほか、CPU性能を測る「Physics」テストを含む。
「Ice Storm Extreme」は、Ice Stormよりも負荷を高めた最新のデバイス向け。1080pの解像度で、より高度なテクスチャやポストエフェクトによる描画テストを行う。
「Ice Storm Unlimited」は、もっとも負荷を高めたテストで、CPUやGPUのチップそのものを純粋に比較するために用いる。ディスプレイの解像度やVsync(垂直同期信号)、その他OSの違いによる影響を受けずにパフォーマンスを計測することが可能となっている。なお、最新のAndorid版にも「Ice Storm Unlimited」が追加されている。
Futuremarkのサイトには、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスにおける3DMarkのスコア順位が掲載されており、iPhoneやiPad、iPad mini、iPod Touchのランキングもすでに明らかになっている。
執筆時のランキングでは、iPad 4が28位、iPhone 5が49位に入っている。参考までに、1位はSamsung Galaxy S IV LTE-A (MSM8974)、2位はSony Xperia Z Ultra (MSM8974)、NVIDIA Shieldは4位、Asus Nexus 7 (2013)は15位となっている。