自分はまっとうに生きているつもりなのに、周囲に溶け込めず悩んでいるという人もいると思います。自分を持って生き続けるのは大変な時代ですが、この言葉を胸に頑張ってください。
本日の論語
『子曰、人之生也直、罔之生也幸而免』(子曰く、人の生くるや直し。これをしいて生くるや、幸いにして免がるるなり)
意味
人は本来、この世に生かされているのは、真っ正直に生きているからである。もし曲がって生きていられる人がいたとしたら、それは偶然に災難を免れているだけである。
解説です!
この言葉は、いわゆる「性善説」に基づいたものだと言えるでしょう。つまり、人間というものは、本来、正直に生まれついいるはずなので、それを無視して生きていくことはできないと言っています。もしそうでないのに生きている人がいれば、それは偶然に天罰を免れているに過ぎないのだということを伝えている言葉です。
こんなシーンで役立ちます!
会社や組織では、正論が通らないことがしばしばあります。"組織の論理"の中で生きていくためには、時には、自分の信念を曲げなくてはいけない場面に遭遇することもあります。悔しくても、そうした時に、この言葉を思いだしてください。いつか、あなたの思いが通じる日がきっとくるでしょう。