新しい「ごはんのお供」を求めて

炊き立てのほかほかごはんのお供といえば……梅干、佃煮といった昔ながらの定番系から、少し前に大ヒットした食べるラー油。最近では、卵黄を味噌や醤油に漬けたものもごはんに好相性とネット上で話題になった。

筆者もよりよい組み合わせを求めて日々研究中なのだが、そんな中知ったのが丸美屋の「のっけるふりかけ」シリーズ。ふりかけというとドライタイプを想像するが、こちらはしっとりとしたおかず感覚のふりかけ。「チキントマト」「ねぎ塩豚そぼろ」「肉麻婆」「牛そぼろ山椒」「鮭の塩麹煮」など9種類を揃える(価格は各250円・税抜)。

丸美屋の「のっけるふりかけ」シリーズ。手前から順に「チキントマト」「ねぎ塩豚そぼろ」「肉麻婆」

おかず感覚のふりかけ3種を試食

早速、8月20日に発売となった「チキントマト」と「ねぎ塩豚そぼろ」、リニューアル発売された「肉麻婆」を食べてみることにした。

「肉麻婆」は程よい辛味で"食べるラー油"を連想させる

まずは肉麻婆。その名の通り、ひき肉やたけのこ、きくらげを具材にした麻婆豆腐風の味付け。甜麺醤に豆板醤、豆鼓も使って本格中華の味わいに仕上げている。蓋を開けてみると、油がちょっと多めな感じで、油ごとスプーンですくってごはんにのっけていただくと……。

ピリッとした辛味、醤のコクと旨みが一体となり、どんどんごはんが進む! 主人と一緒に3種類を試食したところ、「全部おいしいけど、肉麻婆がいちばん好き!」とごはんをおかわりしていた。このピリ辛感と程よいコク、男子ウケ間違いなしだろう。


チキントマトは鶏肉やマッシュルームを具材に、ドライトマト、トマトペーストなどで味付け。さらには熟成味噌も加えており、ドライトマトの凝縮感のある味わい、味噌のコク、トマトペーストの程よいさっぱり感が伝わってくる。……これはかなりイケる。ごはんにのっけるだけで簡単にチキンライス風の味が楽しめる。卵かけごはんにこのふりかけをトッピングすれば、オムライス風ごはんができるじゃないの。

また、洋風の味付けということで、ごはんだけではなくパンにももちろん合う。パスタソースとしても使えそうで、アレンジの幅がどんどん広がっていくのはうれしい。

「チキントマト」は、ドライトマトも使った本格的な味づくり

チキントマトはパンに塗ってももちろん合う!

「ねぎ塩豚そぼろ」は焼肉のネギ塩牛タンを食べているような味わい

テンションも高まったところで最後はねぎ塩豚そぼろを食べてみよう。こちらは、豚肉のそぼろにザーサイやネギ、赤ピーマン、ゴマをプラスしたもの。ほかほかごはんにトッピングすると、ゴマ油の香りが立ち、食欲をそそる。黒胡椒のピリリとした辛味もアクセントとなり、アレッなんだろうこの味……。そうだ! 塩ダレの焼肉、ネギ塩牛タンの味だ!! こちらの商品、250円(税抜)。それをごはんにのっけるだけで焼肉風の味が楽しめるなんて、お得すぎる。

試食前は、「主人や子供がいない1人の昼食って作るのが面倒だし、そういうときにでも食べよう」と思っていたのだが、このおいしさ、1人で独占するのはもったいない! 卵焼き、サラダ、ごはん、お味噌汁……といったいつもの地味な朝食も、食卓にのっけるふりかけを3種類ほどおいておくだけで家族は大喜び。早くも我が家はのっけるふりかけシリーズの大ファンになってしまった。