9月4日、東京都・青山にて、カシオの2013秋冬・時計新製品発表会が行われた。今回のテーマは「Beyond」。「Over」ではなく「Beyond」。「常識や限界を乗り越えるだけでなく"その先にある新しい付加価値"を目指す」という意志が込められたテーマだ。ここでは男性向けメタルウオッチの「OCEANUS」と「EDIFICE」、アウトドアウオッチ「PRO TREK」の新作を紹介しよう。
今回の展示会では、新製品はもちろんのこと、従来モデルのいくつかが新しい技術やデザインによって、飛躍的に性能向上を遂げたニューモデルとして生まれ変わった姿も見ることができた。この秋、同社が一貫して掲げる技術とデザインの独創性に、また新たな1ページが刻まれようとしている。以下の写真はすべて、クリックすると拡大表示される。
■カシオ2013年秋冬の時計新製品発表会「G-SHOCK」編
■カシオ2013年秋冬の時計新製品発表会「Baby-G」「SHEEN」編
ブラックIPが放つワイルドな高級感 - OCEANUS
ビジネスシーンで美しさを放つメタルウオッチの「OCEANUS」からは、プレミアムライン「Manta」シリーズのニューカラー「ブラックマンタ」が登場。全身ブラックの「OCW-S2400B」では、ケース、ベゼル、バンドに耐摩耗効果持つDLC処理を施している。
ベゼルのみブラックの「OCW-S2400E」には、ベゼルにDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)処理、ケースとベルトにはチタンカーバイトによる表面硬化処理を施している。OCW-S2400Bは価格189,000円で10月発売、OCW-S2400Eは168,000円で11月発売。
クラシックラインからも、ニューモデル「OCW-T2500」が登場。ケース径は42.2mmと小振りで、ケース厚もわずか10.6mm。OCEANUSのスマートアクセスモデルとしては最薄となる。もちろん、マルチバンド6やタフソーラーといった機能を搭載し、風防にサファイアガラスを採用するなど、OCEANUSの名に相応しい仕上がりだ。ブラックダイヤルとホワイトダイヤルの2モデル展開で、価格は105,000円。11月発売予定。
新しいイメージカラー「オレンジ」への挑戦 - EDIFICE
尖鋭的なモータースポーツイメージが旗印の「EDIFICE」は、新シリーズ「Orange Arrowシリーズ」を展開。定評のあるモデル4機種の秒針や小針をオレンジにカラーリングし、インデックスや見切りパーツにピンクゴールドを配色してオレンジとの一体感を向上。まとまりの良いデザインに仕上げた。ケースの一部にはIP処理を施し、マルチバンド6とタフソーラーを搭載している。
「EQW-A1300CB」は価格52,500円、「EQW-A100DB」は価格36,750円、「EQW-T1010DB」は価格47,250円、「EQW-T610DB」は価格38,850円。すべて10月発売。「EQW-A1300CB」のラバーバンドにはカーボンファイバーをインサート成形。耐久性を大きく向上させるとともに、モータースポーツイメージをより強く主張する。
より正確に、より強く、より快適に - PRO TREK
「トリプルセンサーVer.3」という新たな武器を手に入れた、本格的アウトドアウオッチのトップブランド「PRO TREK」。そのニューモデルが「PRG-270D」だ。上質なステンレスムクバンドを採用、シルバーをベースにブラックを組み合わせたデザインが精悍さと信頼性を演出する。ケースサイズは54.6×52.4×14.4mm。価格は34,650円。12月発売予定。
最上位モデル「マナスル」を冠する「PRX-7000」、そしてトリプルセンサーVer.3を搭載したPRO TREKの3機種に、Black Titan Limited仕様が登場。ベゼル、裏ぶた、バンドのチタン素材、ケースのSS部分などにブラックIPを施し、印象をより精悍に。また、チタン素材のベルトによって格段の軽量化が図られている。「PRX-7000YT」は168,000円で10月発売。「PRW-5050YT」は94,500円で10月発売、「PRW-3000YT(ブラックベゼル)」「PRW-3000YT(ゴールドベゼル)」は、ともに76,800円、11月発売。
また、トリプルセンサーVer.3搭載機では、カラークロスバンドを採用した「PRW-3000B」が登場。バンド素材にコーデュラ・ファブリックを使用して高強度を確保しつつ、裏側に合皮を使用して装着感を高めている。ファッション性も求められる近ごろのアウトドアライフでは、大いに気になる製品だ。ブルー、グリーン、オレンジの差し色を持つ3モデルをラインナップ。各44,100円で11月発売。