GTX 780に待望のLightning版

MSIの「N780GTX Lightning」は、GeForce GTX 780を搭載するグラフィックスカードの最上位モデル。同社と言えばツインファンの「TwinFrozr」クーラーが代名詞であるが、このモデルにはトリプルファンに強化した「TriFrozr」クーラーが初めて採用されている。価格は100,000円前後。

ついに登場したLightningバージョンのGeForce GTX 780カード

「TriFrozr」クーラーが初搭載。中央のファンだけ少し小さめだ

「Lightning」らしい豪華な作りが特徴。「ミリタリークラス4」準拠の高耐久・高性能コンポーネントに加え、10層基板、19フェーズ(GPU16+メモリ3)電源回路も採用、オーバークロック時の安定性を強化した。基板は両面にプレート状のヒートシンクを装着、冷却性も向上している。カード長は295mmで、重さは1,488g。

コアクロックは、ベース980MHz/ブースト1,033MHz。リファレンスの863MHz/900MHzに比べ、100MHz以上の大幅なオーバークロックを実現した。負荷状態に応じてLEDの色が変化する「トリプルレベルシグナル」や、GPU/メモリ/VRMの温度を個別に測定できる「トリプルテンプモニター」などの機能も備えている。

グラフィックス出力は、HDMI、DisplayPort、DVI×2の4端子

補助電源は8ピン×2個。負荷に応じて「LIGHTNING」の部分の色が変化する

裏面にはオーバークロック時の安定性を高める「GPU Reactor」を搭載

基板の表側/裏側は、それぞれプレート状のヒートシンクでカバー

8mm径のヒートパイプを7本搭載。電圧測定用の「V-チェックポイント」端子も

「ミリタリークラス4」準拠の最上級のコンポーネントを採用

GTX 760ながら8ピン×2を装備

MSIからは、GeForce GTX 760を搭載する「N760GTX HAWK」も発売となっている。この製品、面白いのは、ミドルクラスGPUのGTX 760ながら、補助電源がなんと8ピン×2個であること。ベース1,111MHz/ブースト1,176MHzと、リファレンスの980/1033MHzよりも大幅にオーバークロックされているためで、価格は40,000円前後だ。

GeForce GTX 760搭載のハイエンドモデル「N760GTX HAWK」も登場

VGAクーラーはツインファンの「Twin Frozr IV Advanced」を採用

通常、補助電源は6ピン×2だが、このモデルは8ピン×2に強化

このモデルも基板の両面にヒートシンクが。かなり重装備なカードだ

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