映画『フジミ姫~あるゾンビ少女の災難~』の上映イベントが7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、キャストの逢沢りな、春奈るな、菊井彰子、徳井青空と菱沼康介監督が出席した。
同作は、池端亮のライトノベル『あるゾンビの災難』(角川スニーカー文庫)を実写化したホラーコメディ作品。100年の眠りから覚めた美少女ゾンビのユーフロジーヌ(逢沢)は、侍従のアルマ・V(春奈)と共に盗まれた赤石を取り戻す旅に出る。赤石を奪われたせいで身体が腐敗していく中、殺戮の旅を続けるユーフロジーヌは、闇の儀式を行なおうとしているある人物のもとへ辿り着く――というストーリーで、映画は今冬に全国順次公開予定。
ヒロインを演じた逢沢は「今日はみなさんに会えてうれしい」とあいさつし、「ほんわか天然な可愛らしい役」と役どころを説明すると、菊井に「逢沢さんも天然。いつもほんわかしてて可愛らしい」と言われて照れ笑い。同作で女優業に初挑戦した歌手の春奈は「私にとって大切な作品になりました。たくさんの人に愛してもらえる作品になれば」とアピールし、毒舌という設定の執事を演じ「私は毒舌じゃないけど、男らしいと思う。好物がハイボールなので」と意外な一面を明かした。また、赤石を盗んだ鴨志田を演じた菊井は、ボーカルユニット"ヤナキク"として主題歌も担当。「私は少しアンポンタンなところもあるので、格好良い鴨志田に近づけるように頑張りました」と笑いを誘いつつ、「主題歌も要チェックでお願いします!」と元気にPRした。
逢沢がゾンビ、徳井がゴーレムを演じるなど人間ではないキャラクターを演じたキャスト陣。菱沼監督は「綺麗な方が揃ってるのに、人間じゃないキャラクターばかりでどう説明しようか困った」と申し訳なさそうな表情を浮かべ、逢沢は「非現実的な役だったので、どんな演じ方をしたら良いか難しかった」と苦労もあった様子。一方、撮影中のエピソードを聞かれた春奈は「普段、体を動かすことが無いので、アクションが大変だった。機敏に動けなくて、日が暮れてしまいました」と打ち明けるも、逢沢は「私よりすごく上手かった」と大絶賛。また、ストーリーにちなみ、MCに「旅をするならどこに行きたい?」と聞かれた逢沢は、「ジャングルに行きたい。ターザンみたいなことをしたいです」と笑いを誘い、アニメ好きの春奈は「アニメにハマったきっかけが『神風怪盗ジャンヌ』なので、舞台のフランスに行ってみたい」と笑顔で語っていた。