サンスター 心身健康道場

「オーラツー」「ガム」などのオーラルケア製品で知られるサンスター。同社には社員向けの福利厚生施設として「心身健康道場」(大阪府高槻市)があるという。

同施設は創業者の故 金田邦夫氏が糖尿病を患い、50歳という若さでその生涯を終えたことなどを経て、「健康関連事業に携わる社員がまず健康であるべき」との考えのもと、1985年に開設。

人が本来持っている「自然治癒力」を高めることを目的に、食事、身体、心という3つのアプローチで食生活等の生活習慣の乱れやゆがみの気づきを与え、バランスを整える指導を行っているとのことだ。

玄米菜食、身体のゆがみを整える、心を整える

「心身健康道場」の基本としてまず「玄米菜食」が挙げられる。朝は青汁1杯、昼と夜は動物性タンパク質や脂肪を一切使わないおかずから成り立つ。カロリーは1日1,200キロカロリーと低カロリーだが、満腹感を体感できるメニューとなっている。

道場で提供される食事。メニューは健康道場 玄米ごはん、車麩のカツレツ、温野菜のゴマネーズ和え、のっぺい汁、心身健康道場オリジナル 青汁。計517kcal

2つ目の基本は「身体のゆがみを整える」。整体運動を導入し、背骨のゆがみや血液の循環を改善、また道場内の温水プールでの有酸素運動やウォーキングもプログラムに組み込まれている。

庭でウォーキングができる

3つ目は「心を整える」。浴室には約18度の水と、約42度のお湯の浴槽が2つあり、水からお湯、お湯から水へ9回往復する「交代浴」により自律神経のバランスを整えていくという。そのほか、座禅やミュージックセラピーなどの時間も設けられている。

福利厚生施設の理念から生まれた商品

同社の社員は新入社員研修、及びマネージャー登用試験の際にこの道場で2泊3日のプログラムを受けているが、体重は平均で1kg減という結果。また、そのほかの時期であっても希望者は同2泊3日プログラムか、5泊6日の長期プログラムを受けることが可能だ。5泊6日のプログラムについては、通常の業務をしながら食事だけがサーブされるそう。

この福利厚生施設の理念によって生まれたのが「健康道場」シリーズ。9月12日に発売される「健康道場 玄米ごはん」は玄米に大麦やアマランサスなどをオリジナルの配合でブレンドした商品。スチーム効果でごはんをおいしく仕上げられる特殊なパウチを使用、電子レンジで炊き立ての味を楽しめる。

健康道場 玄米ごはん(30パック入り6,300円)

価格は30パック入りで6,300円、通信販売での取り扱い。詳細は公式サイトを参照のこと。