最近はワイン以外の専門家としても聞かれるようになった「ソムリエ」。中にはちょっと変わったものも存在し、関心を高めています。今回はそれらの一部をご紹介しますので、自分の趣味や仕事に関係の深いものがあれば取得を目指してみましょう。

■身近なものだからこそ知っておこう「タオルソムリエ」

「タオルソムリエ」は今治商工会議所及び四国タオル工業組合が資格試験・認定を行っています。タオルに関する歴史や文化、技術や製品、顧客サービスやブランドなど多岐にわたるタオル選びの習熟度が求められます。全国にタオルの魅力を発信することを目的としており、100点満点中80点以上で合格となります。2007年から毎年実施されており、合格率は60%ほどです。

■有名人も多数「温泉ソムリエ」

「温泉ソムリエ」は温泉ソムリエ協会が認定しており、温泉好きはもちろんリポーターやライターにも需要が高く、有名人も多く取得しています。セミナーも併せて実施される専用ツアーも用意されており、温泉を楽しみながらソムリエになれるという一石二鳥の旅も楽しめます。

■クラシック好きにオススメ「クラシックソムリエ」

「クラシックソムリエ」は日本クラシックソムリエ協会が主催している検定で、クラシック音楽の魅力やすばらしさを他の人と分かち合うことのできる知識を身につけることを目的としています。4つのグレード用意されており、エントリークラスは代表的な作曲家と代表曲・エピソードなどが問われ、シルバークラスは作曲家と作品の知識・有名な演奏家の知識が問われます。ゴールドクラスは作品の個性や解釈の違い・国内で発売されている音楽ソフトを把握、プラチナクラスは更に深い知識・コンサートの知識なども求められるなど、奥の深い検定となっています。

■花を知り、好きになろう「花ソムリエ」

「花ソムリエ」は日本切花協会が認定しており、3種いずれかの認定科目を修了する必要があります。「花検」は切り花の正式名称・科名・特性が問われ、初心者にも受験しやすい内容となっています。「カットフラワーアドバイザーPRO」は切り花知識に関する国内最上位認定資格であり、「ハーブ&エディブルフラワーコーディネーター」は生産方法や効用・調理法などを学べる講義となっています。

業種や職種によっては仕事に生かせるソムリエも数多くあります。今ここにないものでも今後新たな検定ができることもありますので、得意分野の知識を深めておくと良いでしょう。