Googleの新端末「Nexus 7(2013)」は、7インチのフルHD液晶とAndroid 4.3を搭載したタブレット。大ヒットしたNexus 7(2012)の後継機種であり、ディスプレイがフルHDとなったほか、薄型軽量化し、さらに使い勝手が向上している。また、Nexus 7(2013)では、すでに販売されているWi-Fi版に加え、9月中旬からはLTE対応のSIMロックフリー版も販売される予定。前機種Nexus 7(2012)のSIMロックフリー版は3Gのみの対応だったため、SIMロックフリー版を購入する上でもNexus 7(2013)は魅力的な端末となっている。

しかし、高性能となった一方で価格は高めとなっており、前モデルの3G版(32GB)が29,800円だったのに対し、Nexus 7(2013)のLTE版(32GB)は39,800円となっている。そんな新しいNexus 7をおトクに購入できるのが、SIMカードとセットになったプランだ。本稿では、ハイホーが提供するLTE版Nexus 7(2013)とSIMカードのセットコースを紹介し、その"おトクさ"について考えていきたい。

新モデルのNexus 7の特徴とは?

まずは、Nexus 7(2013)の特徴をおさらいしておこう。Nexus 7(2013)は、7インチのフルHD(1920x1200ピクセル)液晶を搭載したタブレット端末。OSには、Android 4.3(Jelly Bean)を採用している。前モデルに比べて解像度が増し、高精細となったほか、クアッドコアのQualcomm Snapdragon S4 Proプロセッサ、2GBのRAMを搭載して高速化。さらに、フロントカメラに加えて、前モデルでは見送られた背面カメラも搭載している。

本体サイズは約114×200×8.65mmで、重さはWi-Fi版が約290g、LTE版が約299g。前モデルと比べて幅が約6mm短く、厚さが約2mm薄くなり、約50g軽量化している。バッテリ容量は3,950mAh、バッテリ駆動時間は約10時間。このほか、無線伝送規格「Miracast」やNFCに対応する。

Googleが販売するAndroidタブレットの新端末「Nexus 7(2013)」

月額2,480円でNexus 7(2013)とSIMカードをセット提供するhi-ho

価格の安さと使い勝手の良さから日本でも大ヒット商品となったNexus 7(2012)だが、新モデルのNexus 7(2013)はさらに高性能でスリムな端末となっている。しかし、価格面ではやや高めとなり、なかなか手を出しにくいのも実際のところ。そんなときに検討したいのが、LTE版のNexus 7(2013)とSIMカードがセットになったプランだ。ハイホーでは、Nexus 7(2013)とSIMカードのセットコース「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】」の申し込み受付を開始している。

「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】」では、LTE版Nexus 7とSIMカードをセット提供

hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】は、LTE版Nexus 7(2013)と、同社のSIMカードをセットで提供するサービス。9月中旬からLTE版Nexus 7が順次発送開始となる予定で、2年間の継続契約を条件に、端末代込みの月額2,480円で利用できる。なお、2年経過後の利用料金は月額980円となる。初回に契約事務手数料として3,150円がかかるが、端末代金は月額料金に含まれるため、初期費用を抑えてNexus 7(2013)を手軽に入手できるのが特長だ。

同コースでは、毎月500MBまでのバンドルチャージが用意され、チャージがある時は下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信を利用可能。チャージがない時は上り下り最大200kbpsでの通信となる。チャージは367.5円/100MBで追加購入が可能。なお、通信にはNTTドコモの「Xi」および「FOMA」回線を使用する。

LTE版Nexus 7(2013)とSIMカードのセットコースは、他社からも提供される予定で、NECビッグローブは同社のSIMカードサービス「BIGLOBE LTE・3G」とのセットコースを発表している。同コースもハイホーのサービスと同様に、LTE版Nexus 7を端末代込みの月額料金で利用できるというものだ。それでは、hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】と、BIGLOBE LTE・3Gのもっとも安価な「ライトSプラン」を比較してみよう。

■ LTE版Nexus 7とSIMカードをセット提供するサービスの比較
hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】 BIGLOBE LTE・3G ライトSプラン
月額料金 2,480円 3,590円
通信速度 下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbps 下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbps
高速通信の使用量上限 500MB/月(バンドルチャージ) 1GB/月
高速通信の使用量追加 367.5円/100MB 315円/100MB
制限時の通信速度 最大200kbps 最大128kbps
初期費用 3,150円 3,150円
最低利用期間 2年 2年
2年経過後の月額料金 980円 1,980円

LTE版Nexus 7(2013)とSIMカードをセットで提供する両社のサービスを比較すると、最大の違いは月額料金と高速通信の使用量上限だ。月額料金では、hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】が2,480円と安く、一方BIGLOBE LTE・3GのライトSプランでは月額料金3,590円となるが、高速通信の使用量上限が1GB/月と多くなっている。

LTEや3Gでの通信を毎月どのくらい利用するかにもよるが、LTE版Nexus 7(2013)をより安価で利用しつつ、外出先でも高速通信を楽しみたいというのであれば、hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】が現実的な選択肢だと言える。携帯電話回線を使ってどこでも通信できるのがLTE版Nexus 7の魅力だが、動画や音楽など大容量データをダウンロードする時は自宅のWi-Fiを使い、地図の閲覧など外出先でのLTE・3G利用を必要なものだけに限れば、毎月500MBのバンドルチャージで十分に高速通信を満喫できるだろう。また、チャージを使い切った場合でも最大200kbpsで通信できるため、メールやTwitterなどであれば問題なく利用できるはずだ。

Wi-Fi版Nexus 7(2013)をプレゼントするキャンペーンも

ハイホーが提供する高速通信サービス「hi-hoモバイルコース」では、hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with Nexus 7【LTE】以外にもさまざまなプランを展開している。SIMロックフリー端末とSIMカードをセットで提供するサービスとしては、LTE版Nexus 7(2013)のほかに、10インチのASUS製Androidタブレット「MeMO Pad FHD10」や、NECアクセステクニカ製モバイルルーター「MR02LN」をセット提供するプランを用意。また、端末とSIMカードのセットコースを対象として、9月30日までのキャンペーンを実施しており、期間中に申し込んだ場合、初月の月額料金が無料となる。

また、ハイホーのWiMAXサービスにおいては、Wi-Fi版Nexus 7(2013)などをプレゼントするキャンペーンを9月30日まで実施している。これは、WiMAXモバイルルーターのネットワークコンサルティング製「Mobile Slim」、NECアクセステクニカ製「Aterm WM3800R」を期間中に申し込んだ人を対象にしたもので、Wi-Fi版Nexus 7(2013)などのタブレット1台がプレゼントされる。さらにモバイルルーターの端末代金のほか、契約事務手数料3,150円、初月の利用料金がすべて無料となる。2年契約が条件となり、月額料金は3,800円。下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbpsの高速通信を使い放題で利用できるのがWiMAXサービスの特長であるため、高速通信をさらに使いたい人にとっては、こちらのキャンペーンも見逃せないところだ。

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前モデルに比べて高性能になったものの、価格も高めになったNexus 7(2013)を、オトクに購入するならSIMカードとのセットプランがおすすめだ。初期費用を抑えてLTE版Nexus 7(2013)を入手でき、外出先でいつでもインターネットを利用できる。中でもハイホーのセットプランは、月額2,480円と他社よりも利用料金が安いのが特長。タブレットを初めて購入しようと思っている人や、外出先でも通信できるタブレットを安価で利用したいと思っている人に最適だ。