撮像素子にはAPS-Cサイズ相当の有効2020万画素CMOSセンサーを、画像処理エンジンには「DIGIC 5+」をそれぞれ搭載。感度はISO100~25600に対応する。
トータルとしては、撮影機能の充実と各種操作の高速化によって、中級一眼レフとしての完成度はいっそう高くなったといえる。特に、ライブビュー時のAFが、多くのレンズで実用的なスピードになったことが非常にありがたい。これでやっと、バリアングル液晶のメリットが生きてくるといえる。
不満点は、シャッター音が鈍くて少々安っぽい印象を個人的に受けてしまったこと。外装の質感についても、マグネシウム合金を採用した上位製品に比べて見劣りがする。
とはいえ、カメラとしての基本性能面での満足感は高く、試用期間中は快適に撮影を楽しむことができた。トータルでの満足度はかなり高い得られる買い物ではないだろうか。入門機を卒業し、一歩上を目指したい人にオススメしたい。
メインとサブの2つの電子ダイヤルで、絞りやシャッター速度を素早く調整できることも、「EOS Kiss」に勝るメリットだ |
ファインダーの表示は明るくてクリアだ。ピントやボケの確認よりも、被写体がくっきりと見られるように設計されたファインダーといえる |
絞り優先AE(F11 1/160秒) 露出補正:±0 ISO100 ホワイトバランス:太陽光 焦点距離:55mm レンズ:「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」 |
絞り優先AE(F4 1/100秒) 露出補正:±0 ISO400 ホワイトバランス:太陽光 焦点距離:25mm レンズ:「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」 |