9月5日(現地時間)、Microsoftの研究機関であるMicrosoft Researchは自社ブログ「Inside Microsoft Research blog」で、地球上に生息する植物を保護するためMicrosoft Research Cambridge(ケンブリッジ)と、Duke University(デューク大学)、North Carolina State University(ノースカロライナ州立大学)と共同で、地球上の陸地17パーセントで植物種の3分の2を救うことができると発表した。同種の内容はDuke Universityの発表でも読むことができる。
Microsoft ResearchのLucas Joppa(ルーカス・ヨッパー)氏は「Greedy AlgorithmsとGenetic Algorithmsを組み合わせることで、できる限り狭い面積上に多くの植物種を適合する方法を見つけ出した」と延べつつも、風土など多様な条件が重なるため「一筋縄ではいかない。繊細な作業となる」とプロジェクトの難しさを吐露している。
同チームが掲載した固有種の密度を現す世界地図では、カリブ海諸島や北アメリカ南部に位置するパナマ共和国、ソロモン諸島以南が最も多く、続いて台湾やフィリピン共和国、マレーシアなどにも固有種が多いようだ。
また、Microsoft公式ブログの一つ「Microsoft Green Blog」でも同様の記事を掲載し、同社のチーフ環境ストラテジストRob Bernard(ロブ・バーナード)氏は「革新的な方法でアプローチすることができれば、多くの生物が持つ多様性を持続し、達成できる」とプロジェクトを高く評価している。