化粧品等ビューティケア製品の製造販売を行うエムジェイラボは3日、「睡眠に関するアンケート」の調査結果を発表した。同調査は8月16日~18日にインターネット上で実施。20歳~49歳の女性517人から回答を得た。
4人に1人は睡眠不足。理想の睡眠時間と平均睡眠時間に1時間の開きも
「睡眠をよく取れているか」を聞いたところ、「まあまあとれている」人が50.7%と、ほぼ半数の人は睡眠に満足しているようだったが、「あまりとれていない」人が24.6%となり、4人に1人は睡眠不足を感じていることがわかった。
続いて「平均的な睡眠時間」を聞いたところ、もっとも多かったのは「6時間~7時間未満」(32.1%)。2位は僅差で「5時間~6時間未満」(29.6%)だった。「6時間」が分かれ目のようで、「6時間以上」の人が51.9%、「6時間未満」の人が48.2%という結果となった。
「理想の睡眠時間」を聞いたところ、1位は「7時間~8時間未満」(45.6%)。2位は「6時間~7時間未満」(29.4%)となり、半数近くの人が理想と現実の間に1時間以上の開きがあると考えられる。
男性の徹夜アピール、女性の9割が冷めた目で見ている
「昨日徹夜して、寝ていない」「寝なくても大丈夫」など、聞いてもいないのに言う男性についてどう考えるかを聞いたところ、「わざわざ言わなくてもいいのにと思う」が66.7%で1位、「馬鹿だと思う」が24.0%で2位、「何とも思わない」が16.1%で3位となった。
「同情する」人は8.9%、「カッコいいと思う」人は0.8%で、9割の女性が冷めた目で見ていることが分かった。自由回答では「要領悪そう」「徹夜の事情も含めて自己管理ができていないと思う」「程度が低く感じる」など辛辣な意見が並んだ。
睡眠不足の影響で「肌荒れ」を感じたことがある人は半数以上
「睡眠が不足したときに感じたことがあるもの」については「集中力の低下」が最多で69.2%。以下、2位が「目の下のくま」(58.4%)、3位が「肌荒れ」(55.9%))、4位が「むくみ」(30.8%)で、15.1%の女性は「体重の増大」と答えた。また、「美容や健康のために睡眠をたっぷり取りたい」と考えている女性は76.4%だった。
眠れない原因、子供がいる女性は「子育て」ならではの悩み
「床についてから眠るまでの時間」を聞いたところ、7割以上の人が「30分未満」で眠っていたが、「30分~1時間未満」かかる人が21.9%、「1時間以上」眠れない人も7.5%となった。
「眠れない原因」についての自由回答で多いのは「ストレス」で、子どもがいる女性は「子どもの行事や仕事で次の日が早起きしないといけない時に、前の晩にやるべき事が多くなった時」「子どもが喘息の咳をしたり、アトピーの掻きむしりを始めたら気になって起きてしまう」など子育て中ならではの悩みがあがった。また既婚女性からは「夫や家族の生活リズムに合わせるため、自分の睡眠時間が短くなる」という声も多くみられた。一方、独身20代女性からは「スマホをやりすぎて目が覚めてしまう」「テレビや、ゲーム、メールをしていて」などの声もあがった。
快眠グッズ、満足度が高いのは「サプリメント」
「試したことがある快眠グッズ」を聞いたところ、「試したことがない」人が6割を超えた。以下「まくら」(22.1%)、「アイマスク」(16.2%)、「耳栓」(8.9%)、「腹巻」(7.5%)と続き、「快眠サプリメント」は5.2%に止まった。
快眠グッズを使ったことがある人に「使ってみた結果」を聞いたところ、「まくら」は「すごく効果があった」「少し効果があった」の合計が42.1%。「どちらともいえない」が36.8%、「あまり効果がなかった」「全く効果がなかった」人も21.1%となった。アイマスクも同様で、「少し効果があった」人は4割だった。対して「快眠サプリメント」は、59.3%の人が「効果があった」と答えた。
調査の詳細は「エムジェイラボのプレスリリース」で閲覧できる。