ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は10月28日から、日本発香港間での一貫保冷輸送が可能な「国際クール宅急便」の発売を開始する。一部地域を除く日本全国から最短翌日での配達が可能で、荷物1個からの集荷に対応する。
クール宅急便で香港に最短翌日に届く
同サービスは、アジアで成長をみせる通販や生鮮品などのお取り寄せをはじめとした企業と消費者間との取り引き、温度管理の必要な工業製品やサンプル品など企業間での取り引きなどに利用することができる。10月28日預かり分から開始する。
2種の保冷タイプ(冷蔵帯:2度~10度、冷凍帯:-15度以下の冷凍帯)で荷物1個から集荷に対応。日本全国とアジアの宅急便ネットワークをつなぐことで、安定的な翌日配送が可能になる。
一部地域を除き、遅くとも午前中までの集荷・持ち込みで、最短翌日14時に配達可能(曜日・天候・通関事情・検疫などの事由により翌日配達ができない場合もある)。国際クール宅急便料金は6,050円から。
利用対象者は、ヤマト運輸と契約を結び、宅急便の送り状を発行できる無料ソフトウェア「送り状発行ソフトB2」を利用し、発送できる人となっている。なお、通関作業をスムーズに行うため、事前に出荷情報その他申し込みが必要とのこと。
同社によると、今後は配達可能エリアを宅急便展開国に順次拡大していく予定だという。