防災支援拠点を「木挽町 御助蔵前広小路」と命名したことを発表

松竹大塚ホールディングスは、東京銀座の歌舞伎座及び歌舞伎座タワーの複合施設「GINZA KABUKIZA」の防災支援拠点としての命名権を、大塚HDが取得することに合意。その名を「木挽町 御助蔵前広小路(こびきちょう おたすけくらまえひろこうじ)」と命名した。

非常時には最大3,000人を収容可能

「GINZA KABUKIZA」は、歌舞伎座と歌舞伎座タワーからなる複合施設。地下2階の「木挽町広場」は屋台などが軒を連ねるフリースペースとして、今年3月1日にオープンした。

同施設は、気軽に歌舞伎の雰囲気を楽しめるスペースである一方、災害時には、臨時の災害情報発信センターとなる一面も持つ。木挽町広場は帰宅困難者約1,000人を収容、劇場内は約2,000人が収容可能で、施設全体で約3,000人を受け入れる防災支援拠点としての機能を果たす。

また、地下3階には非常用の備蓄倉庫も完備。水、「カロリーメイト ロングライフ(3年間の長期保存が可能な防災備蓄用カロリーメイト)」等の非常食、毛布などの備蓄倉庫を備えている。

大塚HDは同防災支援拠点を「木挽町 御助蔵前広小路」と命名した。名前の「御助蔵」は、江戸時代に飢餓(きが)や凶作に備えた貯蔵庫が数多く存在したことから、"防災備蓄"をイメージして命名。「広小路」は、火災の類焼(るいしょう)を防ぐ役割を果たした広い街路という意味を持つ。

今後も松竹と大塚HDは、同施設の防災支援拠点としての機能強化に向け、両社で協力していくとのこと。