ポルシェAGは、9月10日から開幕するフランクフルトモーターショーにて、プラグインハイブリッドドライブを搭載したスーパースポーツカー「918スパイダー」がワールドプレミアを迎えると発表した。
「918スパイダー」は、2010年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーとして公開され、その後、生産が決定したモデル。昨年、試作車がドイツのニュルブルクリンク北コースで7分14秒という驚異的なタイムを記録し、注目を集めた。
パワートレーンの最高出力は887PSに達し、0-100km/h加速はわずか2.8秒と驚異的な性能を誇る。しかも平均燃料消費量は3.0~3.3リットル/100kmに抑えられている。今回の発表では、「日常でも問題なく使用できるように設計されたスーパースポーツカーが、これほど圧倒的でダイナミックなパフォーマンスと、コンパクトカー並みの燃費との組み合わせを実現したことは、かつてありませんでした」と紹介されている。
フランクフルトモーターショーでは、「918スパイダー」の他にも、長距離走行時の燃費に優れ、最高出力が300PSに達する「パナメーラディーゼル」、最高出力560PSで燃費も15%改善された「911ターボ」、そして発売が待たれる「911 50thアニバーサリーエディション」も初公開される予定。ポルシェの記者会見は9月10日午前10時(現地時間)に開催される。