フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、コンパクトSUV「ティグアン」の仕様を一部向上して発売した。FWDモデルである「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー」において、1.4TSIエンジンの出力を10PS向上させ、4輪駆動モデルについても装備を充実させているという。
「ティグアン」は2008年9月、フォルクスワーゲン初のコンパクトSUVとしてデビューした。ラフロード性能の高い4輪駆動モデルには、スポーツモデルである「R」シリーズの系譜を受け継いだ「R-Line」をラインアップし、2012年11月にはFWDモデルの「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー」を追加した。FWDモデルは、今年の「ティグアン」の販売台数の75%を占める人気モデルとなっている。
今回の仕様変更で、FWDモデルに搭載される1.4TSIエンジンの出力が10PS向上した。しかもJC08モード燃費は14.6km / リットルと、従来と同じ低燃費を維持した。
一方、4輪駆動モデルの「ティグアン 2.0 TSI R-Line 4MOTION」は、純正ナビゲーションシステム「712SDCW」、パドルシフト、フルカラーマルチファンクションインジケーターを標準装備。「ラインアシスト」「パークアシスト」など、運転支援装備をパッケージ化したアップグレードパッケージもオプション設定している。
これらの仕様向上にも関わらず、「ティグアン TSI ブルーモーションテクノロジー」の価格は据置きの345万円、「ティグアン 2.0 TSI R-Line 4MOTION」は456万円で、オプションのアップグレードパッケージは48万3,000円となっている。