エムティーアイが運営する女性向け健康情報サイト「ルナルナ」はこのほど、「妊娠前の意識について」アンケート調査の結果を発表した。調査は7月~8月にかけて同サイト内にて会員1,475名を対象に行われた。調査対象者の年代は、「25~29歳」34.4%、「30~34歳」が24.4%、「20~24歳」が17.9%。
回答者の約半数が妊娠を希望
既婚、未婚や子供の有無などを聞いたところ、未婚、既婚の割合は、ほぼ半数となった。最も多かったのは「未婚、彼氏あり」で34.9%、次いで「既婚、子供あり」で25.6%、アンケート回答者の4人に1人は妊娠経験ずみという結果になった。
次に、現在妊娠を希望しているか否かを聞いてみたところ「妊娠希望」の人が45.8%、「避妊希望」の人が37%という結果で、調査では約半数の人が妊娠を希望していることがわかった。
妊娠に対するイメージは「幸せ」「喜び」
妊娠に対するイメージでは、最も多かった回答は「幸せ」23.6%、ついで、ほぼ同率で「喜び」23%だった。1位、2位の結果から、多くの人は妊娠について良いイメージを持っていると言えそうだが、3位以降「大変」18.1%、「お金がかかる」11.7%と続いた。赤ちゃんを授かることは、とてもうれしいことだと思う一方、「大変」という現実的な一面も感じる人が多いことがうかがえた。
他には、「神秘的なこと」「希望」「責任感」「つわりが大変」「痛い」「楽しみと不安」「自由がきかなくなる」など、不安と希望の入り混じった複雑な心境が多く見られたという。
現在妊娠を希望していない人も含め、「いつかは、妊娠してみたいと思うか?」を聞いてみたところ、「はい」と答えた人は88.3%で、なんと9割近くの人は「いつかは妊娠したい」と思っていることがわかった。調査では「やはり女性として、妊娠・出産に興味や憧れを持つ人が圧倒的に多い」としている。
第一子妊娠は、生活の落ち着いた30歳前後が理想的との声が多数
妊娠したい(した)年齢については、「25~29歳」(35.8%)が最も多く、ついで「30~34歳」(29.3%)、「20~24歳」(13.4%)となった。
厚生労働省の人口動態統計によると、女性の初産の平均年齢は、2011年に30.1歳と初めて30歳を超え、初産年齢は上昇傾向が続いており、2000年時点に比べると2.1歳上昇している。この傾向は、同サイトのユーザーにも同様に見られ、30歳前後で生活も落ち着いてから、妊娠を考えたいと思う人が多いようだという。
将来の妊娠を見据えたライフプランを
妊娠には「卵巣年齢」が大きくかかわっており、卵子のもとになる原子卵胞は、お母さんのお腹にいる胎児期に500~700万個作られるが、生まれるときには200万個、思春期には10万~30万個、30代では5万個と、生理周期ごとに1,000個ずつ減少していくという。卵巣の機能も徐々に低下、閉経間際には、原子卵胞はほとんどなくなってしまうとのこと。
調査では「将来、健康で元気な赤ちゃんを産み育てるためにも、自分のカラダに関する正しい知識を身につけ、将来の妊娠を見据えたライフプランを立てることが重要」としている。