「何か面白いことやって」上司や先輩から飲み会でそんなこと言われた経験はありませんか。今回は、マイナビニュース300人に「飲み会で披露して、すべった宴会芸」についてアンケートを実施。 会社の上司達の前で!取引先の相手の前で!お酒の席の勢いを借りがどうにもならなかった「鉄板のすべりネタ」をご紹介します。

鉄板すべりネタ①「流行っているものまね」

・キンタローAKB48の前田敦子(28歳・女性)
・B’zやミスチルの歌マネ(26歳・女性)
・林先生の「今でしょ!」(30歳・男性)
・電車の車掌などあるなるシチュエーションものまね(34歳・男性)

ものまねで必ずすべるのが、売れているものまね芸人のものまね。会話の中で何気なくやるならまだしも、ここ一番の場で披露するのはありきたりすぎて笑えません。どうせ、ものまねのものまねをするのなら、そこに自分らしさを加えてオリジナリティを出すのはいかがでしょうか。

例えば、AKB48の前田敦子のものまねをするキンタロー。をものまねする……93歳の祖母のものまねをする……など、似ていなくても面白い方向に力技でもっていきましょう。

鉄板すべりネタ②「中途半端な失敗談」

・婚活で知り合った相手にフラれた話(男性・29歳)
・会社のトイレにパンツを落とした話(男性・34歳)
・仕事の失敗談をこれみよがしにしたらひかれた(女性・39歳)

ネタのセレクトが意外と難しいのが、自虐ネタ。話す相手や場の空気を読まないネタを話してしまうと、単なるつまらない失敗談で終わってしまう危険性があります。また、ほとんどの人は、笑えるような大きな失敗はもっていないはずです。些細な失敗も、話術のあるプロの芸人ならすべらない話にできますが、そこは素人なのでなかなか難しいですよね。

そんな自虐ネタは、話の構成など難しいことを考えず、すべてのB’zの「ultra soul」のリズムに合わせて話してみましょう。「そして~会社を~クビになるsoul!!♪」とすべての話の最後にsoulを付けて強制的にオチしてみましょう。

鉄板すべりネタ③「ただカラダを張っただけの芸」

・フリスクの一気食い。(女性・31歳)
・裸踊り(男性・26歳)
・腹芸(男性・31歳)
・大ジョッキのビールを一気呑み(男性・25歳)

体を張るのは、わかりやすいがゆえに難しいものです。簡単すぎてもウケないし、あまりにも過酷なものは、どん引きされる可能性があります。裸踊りなどやり尽くされたネタをする場合は、新しさを加えてオリジナリティを出すのはいかがでしょうか。

例えば、裸踊りをするために全身に和彫りの入れ墨のシールを貼っておく、脱いだらSMの亀甲縛りがされているなど、何かもうひとネタ仕込みを入れておきましょう。

以上、こわ~い鉄板スベリ芸でした。お酒の場の勢いでとりあえず何かを披露する勇気も大切ですが、場が凍りつくような経験はしたくないものです。

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これほど完成した芸はマネできないと思いますが、プロの鉄板芸からウケるセンスを学んでみてみてはいかがでしょうか。

文:太田陽介(都恋堂)