エプソンは3日、個人向けのインクジェットプリンタ/複合機「カラリオ」シリーズの2013年秋冬モデル10機種を発表した。発売は19日。価格はオープンで、店頭予想価格は10,000円台前半から。
全シリーズでスマートフォンとの連携を強化し、モバイル端末向けアプリ「Epson iPrint」を強化。SNS「LINE」とおよびLINE用のカメラアプリ「LINE camera」と「Epson iPrint」が連動し、LINE上の写真をスムーズに印刷できるようになった。また、マイクロソフトのWebストレージ「Skydrive」やメモリカードからのアクセスも可能となった。
Epson iPrintでは、「Epson Creative Print」と「3DフレームPrint」機能を新搭載。Epson Creative Printは、Facebook上の写真の印刷に加え、ディスクレーベル、手書き合成シート、フォーム、塗り絵の5種類の印刷機能をまとめた機能。また、3DフレームPrintは、写真を立体的に見える3Dフレームと合成してプリントする機能となる。
また、メール本文や添付ファイルを本体のメールアドレスに送信してプリントできる「プリントメール」でセットアップ手順の簡略化や複数宛先送信などに対応したほか、遠隔プリント機能「リモートプリントドライバー」では、Mac OS 10.6以降に10月中旬より対応予定となる。ほか、年賀状テンプレート数を従来の40から49に拡充。年賀状用のスタンプ素材も新しく揃える。
ラインナップ全体としては、リビングユースを意識し、セラミックホワイトを軸としたカラー展開を行い、全機種Wi-Fiを搭載。液晶操作パネル搭載機はすべてWi-Fi Directでのワイヤレス印刷に対応している。
EP-976A3
2013年秋モデルの注目はフラッグシップモデル「EP-976A3」。ホームユース向けのカラリオとしては珍しくA3サイズまでの印刷をサポートしている。A3対応機ながらボディサイズはW479×D356×H148mmとA4機サイズに小型化。店頭予想価格は30,000円台半ば。
EP-906F
FAX・ADF搭載の全部入りモデル「EP-906F」は、秋モデルで強化したアプリ「EPSON iPrint」や、新機能となるCreative Printおよび3Dフレーム Printに対応。また、強化したメールプリントおよびリモートプリントドライバに加え、メールdeリモート印刷 スキャンtoクラウドも継続して搭載する。店頭予想価格は40,000円台半ば。
EP-806A
主力モデル「EP-806A」は、上位2機種と同じく、強化したスマートフォン・クラウドプリント機能などの2013年秋モデルの新機能を全て搭載。カラーは昨年に続きホワイト、ブラック、レッドの3種類を用意する。店頭予想価格は30,000円台前半。
EP-776A / EP-706A
スタンダード複合機「EP-776A」、およびベーシック複合機「EP-706A」は、インタフェースや操作パネル、自動両面印刷ユニットなどを簡易化して、価格を抑えた複合機。スマートフォン・クラウドプリント機能はEPSON iPrintやメールプリント、リモートプリントドライバ、Creative Printが利用できる。店頭予想価格はEP-776Aが20,000円台半ば、EP-706Aは10,000円台後半。
PX-436A / PX-046A
「PX-436A」および「PX-046A」は、基本機能のみを載せたシンプルなWi-Fi搭載複合機。両機ともEPSON iPrintが利用でき、PX-436Aのみメールプリント、リモートプリントドライバに加え、Wi-Fi Directの利用も可能だ。店頭予想価格はPX-436Aが10,000円台半ば、PX-046Aが10,000円台前半。
EP-306
「EP-306」は、プリントのみの単機能モデル。専用機とあって本体サイズはW390×D338×H141mmと、他のモデルよりも絞られている。カラーは染料6色構成。EPSON iPrintにも対応する。店頭予想価格は10,000円台半ば。
カラリオ me E-840 / E-370
小型インクジェットプリンタ「カラリオ me」シリーズ新製品。E-840はプリンタに大型の液晶モニタを搭載し、キーボードで操作を行うプリント端末タイプで、E-370はランチボックスタイプのコンパクトプリンタ。スマートフォンとUSB接続し印刷できる新機能などを搭載する。店頭予想価格はE-840が50,000円台半ば、E-370は10,000円台後半。