ヤフーが運営するインターネットオークションサービス「ヤフオク!」はこのほど、「ヤフオク!NEWS LETTER vol.2」において、リユース(中古品)市場の最新トレンドを発表した。

それによると、猛暑となった今夏はアイスクリームの売れ行きが伸びているが、中でも「ガリガリ君」や「あずきバー」などの氷菓がよく売れているという。アイスクリーム評論家のアイスマン福留氏は「今年のアイスクリーム業界の売上が、過去最高だった1994年を上回るのではないかと業界関係者の中で盛り上がっています。今年は猛暑でしたが、気温が高いとアイスクリーム類より氷菓の方が売れるといったデータがあります」とコメントしている。

猛暑の今夏はかき氷が大人気

近年は、かき氷を自宅で楽しむ人やかき氷を提供する店舗を回る人が増加。2013年7月には、女優の蒼井優さんが『今日もかき氷【完全版】』(マガジンハウス)を出版するなど、かき氷ファンの女性"かき氷女子"が増殖中だ。また、2013年4月に名店のかき氷を堪能できるイベント「東京かき氷コレクション」が開催されたほか、国内でも数少ない利き茶資格の最高位「茶師十段」の資格を持つスタッフがいる日本茶専門店「しもきた茶苑大山」では、抹茶あずきやほうじ茶といった"和"のかき氷が、連日行列ができるほどの人気を集めているという。

さらに、ヤフオク!の今夏の取引(2013年8月4日~10日)においても、「かき氷機」のカテゴリーの落札率が大幅に伸長し、前年比で134%を記録。落札された商品を見ると、1円で落札された「かき氷機」は家庭用のキャラクターものが多く、子どもがいる家庭などでも積極的に購入されたことが推測される。一方、入札数が多く人気の集まった「かき氷機」は、独特の食感を楽しめるものからレトロなアンティークものまで幅広く、値段を問わず活発に取引されたという。

ヤフオク!の「かき氷機」カテゴリーでは落札率が大幅に伸びた

今年は残暑が厳しく、一部地域では10月頃まで続くと予想されている。自宅に眠っている「かき氷機」を手放すには今がいい機会だといえる。また、「かき氷機」が欲しい人にとっては自分好みの「マイかき氷機」を手に入れるチャンスかもしれない。