東京都・台場のホテル日航東京は、1日から10月31日まで、全館フェア「江戸繚乱2013」を開催する。
東京のルーツである江戸が育んできた食文化を探る
同フェアでは、現代においても人々を魅了し続ける「江戸の美」をテーマに、食においてもさまざま商品を展開してゆくという。
同ホテルのショップ「プレミアムパレット」では、江戸スイーツの新作「こおりとうふ」を発売。同商品は、江戸時代の料理本「豆腐百珍」でも紹介されている。歌舞伎の隈取りを焼き入れた豆腐を寒天で固め、黒蜜をかけて豆の味、食感、香りが楽しめる。価格は1個475円。
また、千利休が茶菓子として作らせたとされる「麩の焼き」を、現代的にアレンジした和風クレープを昨年に続いて発売。今年は、ベーコンチーズ、抹茶、あんこの3種類を用意した。価格は各1本157円となる。
江戸の食文化の話とともに食事を楽しむイベント
日本料理「さくら」では9日に、「武士の食卓~重陽の節供イベント~」を行う。9月9日は五節句の一つ、別名"菊の節句"といわれる「重陽」。古来から菊花を鑑賞する宴を催し、菊酒を飲み交わしてきたとされる。同イベントでは、武家の饗応料理研究家・緋宮栞那氏を招き、その由来や食文化についての解説とともに食事を楽しめる。料金は1万5,000円。