一生懸命に働いているのに認められないという思いを持つ人は多いと思います。もし今、そんな不満を胸に抱いている人がいれば、この言葉を思いだしてください。目の前の結果に一喜一憂せず、自分が何をすべきかを見いだして、それに向かって進んでいけば、きっと道は開けますから。
本日の論語
『子曰、不患無位、患所以立、不患莫己知、求為可知也』(子曰く、位なきことをうれえず、立つゆえんをうれう。己を知ることなきをうれえず、知らるべきことをなすを求む)
意味
地位や権力を得ることばかりを求めることに心を砕くのではなく、自分がその地位や権力に相応しい人間性を備えているか、その職責を果たすだけの実力があるかを考えることが大切。まわりの評価ばかりを気にかけるのではなく、他人が認めざるを得ないような仕事ができる実力を身に付けるため、努力することが肝心である。
解説です!
社会、特に会社では、出世を目指している人は多いと思います。しかし、出世することを優先して、仕事の評価や地位ばかり気にしているようではいけません。それよりもまず自分が、それだけの地位や責任を全うできるだけの実力を身に付けているかを気にする方が大切なことだからです。
こんなシーンで役立ちます!
大きな仕事を成し遂げたのに社内での評価が低かったり、なかなか昇進できなかったりして腐っていませんか。そんな時には、この言葉を思いだしてください。1つの仕事が成功したからといって、次も成功する保証はないのですから、その成功に満足せず、さらに勉強に励み本当の実力を身に付けるように心がけましょう。実力があれば、放っておいても誰かがきっと認めてくれるはずです。