公開初日を迎えた映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』の舞台あいさつが8月31日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の要潤をはじめ夏帆、杏、時任三郎、上島竜兵、カンニング竹山、中尾浩之監督が出席した。

映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の一日』の舞台あいさつを行った夏帆(左から)、要潤、杏

2008年の放送開始以来、熱狂的なファンを持つNHKの人気ドキュメンタリードラマ風歴史教養番組『タイムスクープハンター』。その劇場版となる本作で岳のは、織田信長が本能寺で自害した直後のこと。タイムワープ技術を使い、教科書に載らない真実の歴史を、時空ジャーナリストの沢嶋雄一(要潤)と彼をサポートする古橋ミナミ(杏)らが知られざる真実に迫る。

主演の要潤は「役者人生12年の半分をこの作品と歩んできました。自分の中では分身のような作品です。パイロット版から始まって不安の日々もありましたが、全てを乗り越え、確実にファンの方が増えて今日を迎えられました。本当に僕の役者人生にとってもターニングポイントという今日を迎えられ、胸がいっぱいでございます」と感慨深げ。要が演じる沢嶋のサポートをする古橋ミナミ役の杏は「いつもコントロールブースの中で指示していますが、今回は実際に現場に行くことが出来てうれしかったです。アクションシーンでは実際にピストルを撃つシーンがあり、撃つ時に監督が"どぴょ~ん!"と仰ってくれて、凄い臨場感が出て楽しく撮影できました」と振り返り、同シリーズは本作からの登場となった夏帆は「初めて現場に行った時から皆さんの熱量がすごく、この作品に対する思いが伝わってきました。私もその思いに負けないようにと現場にいました」とやり切った様子だった。

杏は現在、主演を務めるNHKの次期連続テレビ小説『ごちそうさん』(9月30日~)の撮影中。「先週NHKの大阪局で朝ドラの撮影中、メイク室でメイクをしていたら青いスーツがすっと見えたんです。廊下に出たら沢嶋さんが歩いていました。広報活動をしていたらしいんです。(『ごちそうさん』の時代背景である)大正時代に取材に来てくれないかな~と思いました。沢嶋さんが廊下にいるとビックリしますね」と話すと、要は「沢嶋に言っておきますよ」と応じていた。