本誌鉄道カテゴリにて随時更新中のコラム「鉄道写真コレクション」。これまで250回以上にわたり、全国を走る話題の列車などを紹介してきた。中にはデビュー間もない新型車両や、惜しまれつつ現役を引退した車両も。当レポートでは、これまで同コラムにて公開された写真(第250回まで。一部未掲載のものも含む)計272枚をあらためて紹介したい。
今年春にデビューした秋田新幹線の新型車両E6系(第121回) |
今年も全国各地で新型車両の投入と、それにともなう従来車両の置換えが相次いだ。新幹線においても、今年2月に東海道新幹線で新型車両N700Aが登場。3月のダイヤ改正では、秋田新幹線の新型車両E6系もデビューした。秋田新幹線では今後、E6系によるE3系の置換えが進むとされ、E3系の量産先行車R1編成は今年7月、ラストランを迎えた。
東京近郊においては、今年3月の東急東横線・東京メトロ副都心線の相互直通運転開始(日比谷線との相互直通運転終了)が大きな話題となった。それまで東急東横線を走っていた9000系や、日比谷線との相互直通運転に使用された1000系・03系といった電車が東横線から姿を消し、代わって副都心線から10000系や7000系、さらに東武東上線や西武池袋線からの電車も乗り入れてくるようになった。早くもこうした風景に見慣れてきた感さえある。
6月末には埼京線用のE233系がデビュー。すでに多くの編成が投入されており、今後はE233系によって置き換えられる埼京線205系をはじめ、2014年度にE233系の投入が予定される南武線や横浜線にも注目が集まるだろう。新潟エリアにおいては、9月28日のダイヤ改正から特急「いなほ」1往復にE653系が導入されるほか、新型車両E129系の投入も予定されており、485系や115系など国鉄形車両の今後の動向も気になるところだ。