日本マイクロソフトは、同社オフィシャルブログ「The Official Microsoft Japan Blog」において、同社業務執行役員 パブリックセクター統括本部 文教本部長の中川哲氏が、同社のICTや文教活動の近況を報告している。

ブログでは、福島県二本松市で行われた被災地の復興、子供たちと教員の支援を目的とするイベント「教育夏まつり2013 in 福島・二本松」においての様子を報告しており、NECとの協力によるWindowsタブレットや電子黒板を使った模擬授業「体験!!21世紀授業」では、電子黒板と10台のタブレットを設置。中学3年生の理科の教科書をベースに約20分の模擬授業を4回行うという実践的な試みを行っている。中川氏は「当初タブレットに戸惑われていた二本松市の先生方も、"授業"が進むと同時にその効果を実感されたようでした。」と手応えを記している。

また、Microsoftが全世界で展開するICT活用提案活動「Windows in the Classroom」の一環として、日本マイクロソフトでは「21世紀の教室」と題した、小・中・高校の普通教室における体験空間を日本マイクロソフト品川本社に設置しており、開始以来教育関係者1000名以上の来場、同社が教育機関向けに展開している「Surface RT早期導入プログラム」にも200校以上の申し込みがあったことなども報告している。

中川氏は、「単純にパソコンやタブレットを子どもたちに手渡せば、新たな才能が芽生えるわけではありません。大事なことは、ICTを活用することで、子どもたちと先生方が輝ける場を作ること。そのために当社では、引き続きパートナー企業様と連携し、21世紀にふさわしい教育環境づくりを目指す教育機関様、自治体様を支援してまいります。」と今後の取り組みへの意気込みを掲載している。