日本ヒューレット・パッカードは30日、個人向けインクジェット複合機のプレミアムライン「HP ENVY」シリーズの新製品として、高さ10cmのスリムデザインや4.33型タッチパネル液晶を採用した「HP ENVY121」を発表した。9月5日より発売し、価格はオープン、直販価格は26,880円。
4.33型の大きなカラータッチパネル液晶により、直感的なタッチ操作が行えるモデル。原稿を上向きにセットし、ガラス製のカバーに組み込まれたイメージセンサーで読み取る「シースルースキャン」に対応する。
IEEE802.11b/g/n対応無線LANを搭載し、ワイヤレスダイレクト機能によってアクセスポイントがない環境でも、スマートフォンやタブレットなどから印刷が行える。iOS/Android OS対応の無料アプリ「HP ePrint」「HP Printer Control」のほか、アップルのAirPrint、GoogleのGoogle Cloud Printにも対応。同社のAndroid端末ではプリインストールされた「HP ePrint」のほか、OS内蔵のプリント機能も利用できる。
インク構成は、染料3色(シアン/マゼンタ/イエロー)一体型カートリッジと顔料ブラックカートリッジ。ノズル数は3色カラーが1,248ノズル、顔料ブラックが336ノズル、印刷解像度が最大4,800×1,200dpi。印刷スピードはA4カラーで約3.5枚/分、A4モノクロで約6枚/分。イメージセンサーはCIS、光学解像度は1,200×1,200dpi。
給排紙は前面で、前面のEjectボタンによる半自動の給紙機構を設けている。最大用紙サイズはA4、給紙容量はA4普通紙で80枚。インタフェースは、USB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。メモリカードスロットも搭載し、デジタルカメラ画像などのダイレクト印刷が可能。本体サイズはW427×D336×H102mm、重量は7.25kg。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista/7/8、Mac OS X 10.6/10.7/10.8。