日本ヒューレット・パッカードは30日、インクジェット複合機の2013年秋冬モデルとして、スマートフォン連携などを強化したA4機の「HP Photosmart 6521」および「HP Photosmart 5521」を発表した。9月5日より発売し、価格はオープン。直販価格は前者が16,800円、後者が9,870円。
ともにIEEE802.11b/g/n対応無線LANを搭載し、簡易アクセスポイント機能によって、スマートフォンなどを手軽にWi-Fi接続して印刷することができる。iOS/Android OS対応の無料アプリ「HP ePrint」「HP Printer Control」のほか、アップルのAirPrint、GoogleのGoogle Cloud Printに対応する。また、同社のAndroid端末ではプリインストールされた「HP ePrint」のほか、OS内蔵のプリント機能も利用可能だ。
HP Photosmart 6521
HP Photosmart 6521のインクシステムは、4色独立カートリッジで黒が顔料、シアン/マゼンタ/イエローが染料、ノズル数は黒が720ノズル、シアン/マゼンタ/イエローが各色672ノズル、印刷解像度が最大4,800×1,200dpi。印刷速度はカラーが約8.5枚/分、モノクロが約12枚/分。
イメージセンサーは光学1,200×2,400dpiのCISで、コピー速度(標準品質)はカラーが約5.5枚/分、モノクロが約6.5枚/分。スキャナ機能で読み取った原稿は、メモリカードやPCに直接保存できる。メモリカードスロットの対応メディアは、SDメモリーカード(SDHC対応)、メモリースティックDuo(PRO Duo対応)。microSDカードなどにはアダプタが必要。
給紙は2段式の前面カセットで、メイン給紙トレイの容量はA4普通紙で80枚、フォトトレイはL判/2L判/ハガキを20枚。排紙トレイも前面にあり、容量は20枚。フチなし印刷や自動両面印刷/コピーにも標準で対応する。
ユーザーインタフェースは3.45型タッチスクリーン液晶、接続インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW440×D380×H160mm、重量は約6.2kg。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista/7/8、Mac OS X 10.6/10.7/10.8。
HP Photosmart 5521
HP Photosmart 5521の仕様は、印刷速度はカラーが約8枚/分、モノクロが約11枚/分。給排紙は前面で、メイン給紙トレイの容量はA4普通紙で80枚、排紙トレイの容量は15枚。ユーザーインタフェースは2.65型タッチスクリーン液晶。本体サイズはW444×D325×H143mm、重量は約5.1kg。その他の仕様は、HP Photosmart 6521とほぼ同等。