キヤノンは29日、ホームオフィスや中小規模事業所向け複合機「Satera」シリーズ5機種を発表した。9月5日より順次販売開始する。価格はオープン。
発表機種と店頭予想価格は、A4カラー機の「Satera MF8570Cdw」が89,980円前後、「Satera MF8530Cdn」が79,980円前後、「Satera MF8280Cw」が74,980円前後、「Satera MF8230Cn」が64,980円前後。A4モノクロ機「Satera MF6880dw」が74,980円前後。
ショートカットキーや大型液晶の採用で、従来より操作性や視認性が向上している。また、MF8570CdwとMF8280CwにはWi-Fiを搭載。WebページやWebストレージの画像などをプリントできる「Canon Mobile Printing」や「Google Cloud Print」、Appleの無線プリント機能「AirPrint」などのワイヤレスプリントに対応し、スマートフォン経由での外出先からのプリント指示が可能となった。また、 MF8570CdwとMF8530Cdnでは、出力時に本体でのパスワード入力が必要なセキュアプリント機能を備える。
カラーA4複合機「MF8570Cdw」「MF8530Cdn」「MF8280Cw」「MF8230Cn」
「Satera MF8570Cdw」は、コピー/プリンタ/FAX/スキャナ機能を備えた、複合機の上位モデル。両面印刷や最大50枚のADF機能も搭載する。主な仕様は、コピー解像度が600×600dpi、ファーストコピータイムがカラー17秒以下/モノクロ16秒以下、プリント速度は片面20枚/分。消費電力はスタンバイ時で約23W。インタフェースは、USB 2.0、10Base-T/100Base-TX、IEEE802.11b/g/n。本体サイズは430×484×479mm、重量は約31kg。
1つ下のMF8530Cdnは、MF8570CdwからFAX機能と無線LANが省かれているほかは、仕様はほぼ同等。
FAXや無線LANを備えるMF8280Cwは、MF8570Cdwから両面印刷機能が省かれる。コピー解像度は600×600dpi、ファーストコピータイムがカラー/モノクロで19秒以下、プリント速度は片面14枚/分。消費電力はスタンバイ時で約20W。インタフェースは上位機種と同等。
本体サイズはW430×D484×H429mm、重量は約26kg。なお、1つ下のMF8230Cnでは、MF8280CwからFAXや無線LAN機能が省かれるが、その他の仕様はほぼ同等。
モノクロ専用A4複合機「MF6880dw」
「Satera MF6880dw」は、コピー/プリンタ/FAX/スキャナ機能を備えた、モノクロ専用のA4複合機。約500枚の大容量給紙が特徴で、両面印刷およびADFも備える。なお、本機のみ発売が10月中旬となる。
主な仕様は、コピー解像度が600dpi×600dpi、ファーストコピータイムが8秒以下、プリント速度は片面33枚/分。本体サイズはW450×D472×H465mm、重量は約21.5kg。インタフェースは他モデルと同等で、USB 2.0、10Base-T/100Base-TX、IEEE802.11b/g/n。