トヨタ自動車は29日、高級ハイブリッドセダン「SAI」(サイ)の内外装を一新するなどのマイナーチェンジを行って発売した。価格は321万円~421万円。
外装では、ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズヘッドランプの採用をはじめ、フロントエンブレムからサイドのキャラクターライン、リヤへと流れるようなラインをえがくことで、スマートでのびやかなフォルムを感じさせる先進性を追求したとのこと。
内装では、センタークラスターやフロントコンソールを含むインストルメントパネルを一新。木目調加飾やめっき加飾をアクセントにしながら、先進的かつ高級感を融合させた室内空間を創造したという。
走りにおいては、ボディ剛性強化や空力改善によって軽快な操縦性と乗り心地を追求しながら、JC08モード走行燃費22.4km/Lの低燃費を実現。植物資源が原料のエコプラスチックを室内表面積の約80%に採用するとともに、リサイクル材の使用範囲を大幅に拡大し、環境への配慮も高められている。
そのほか、10スピーカーの最新SDナビゲーションを採用(一部グレードはオプション)し、microSDカードスロットやBlu-rayなど新機能を設定。「G」「G "Aパッケージ"」には、災害時などに非常用電源として利用可能なアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)のオプションも設定されている。
エンジンは2AZ-FXE(2.362L / 水冷直列4気筒DOHC)、ハイブリッドシステムはリダクション機構付のTHS II(トランスミッションは電気式無段変速機)を搭載し、駆動方式は2WD(FF)を採用。乗車定員は5名。