ビー・エム・ダブリューは、同社の中核モデルである3シリーズにおいて、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「BMW SOSコール」など、さまざまな局面でドライビングの安全性を高める新機能を全車に標準装備して発売する。
3シリーズのセダン / ツーリング / グランツーリスモに新たに標準装備されるのは、「ドライビング・アシスト」と呼ばれる安全装備のパッケージ。衝突の危険性が高まった際、ドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に軽いブレーキを短時間かけ、衝突の回避・被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」などの装備が含まれる。
また、歩行者検知機能の採用により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と「衝突回避・被害軽減ブレーキ」が作動。車載の通信モジュールを利用した新しいタイプの装備「BMW SOSコール」や、「BMWテレサービス」も全車に標準装備される。「BMW SOSコール」は、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してSOSコールセンターに接続し、救急や消防への早急な手配を可能にするもの。「BMWテレサービス」では、車両のバッテリー電圧の低下といった情報をBMW正規ディーラーに自動的に通知する。
「iDriveコントローラー」においては、指による文字入力や、地図の拡大・縮小が可能なタッチパッドを全車に採用した。価格は、「320iセダン」の8速ATが459万円、「320iツーリング」が480万円などとなっている。