AKB48の秋元才加が28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。
トークコーナーでは、「何で男の人がいるんだろうって思った」「レッスン着のお尻の所にいつも穴が開いていた」など卒業ムードとは程遠い思い出話に苦笑していた秋元。しかし、後輩から「顔が好き」「体のラインがすてき」「肌がきれい」などと褒められると今度は照れ笑いを浮かべてごまかしていた。終盤には、卒業メンバーを含めた同期の第2期生(梅田彩佳、宮澤佐江、河西智美、増田有華、松原夏海)が登場。秋元は、卒業ソングの「強さと弱さの間で」「草原の奇跡」を涙ながらに歌いつつも、大切な仲間たちに見送られたこともあって、その表情は晴れやかだった。
「背中で示す存在になりたい」と公言していた秋元だが、スピーチではAKB48に加入したことをきっかけに自分が変わったことを告白。「ファンの皆さんに支えられた毎日で、初めて(チームK)キャプテンという役職もいただきました」と振り返り、「学生の時は部活も休んでばかりで何も続かなかった私ですが、AKB48を辞めたいと思ったことはなかったです」と胸を張る。また、「ずっと劇場で踊っていたいですが、これから秋元才加として活動していくことが、AKB48への貢献だと思います」と決断の真意を伝え、「また、ここに戻ってこれそうな気もしています。たくさんの仲間たち、AKB48とこれからもつながっていくと思います」と締めくくった。
また、アンコール明けには初めてのソロ曲「虫のバラード」を披露。同曲については、「歌詞も曲も難しくて、いつも裏では震えていた」と意外な苦労話を明かし、「歌詞の内容とは違うかもしれませんが、今日やっと笑顔で歌うことができます」と満足気。背中で存在感を示しながらグループを牽引していきた秋元には、AKB48グループ全メンバーからのメッセージが収められた卒業アルバムが、そしてファンからは力強い"さやか"コールが送られた。秋元は「幸せでした! 明日からも頑張ります! ありがとうございます!」と感謝し、AKB48としての活動に幕を下ろした。
(C)AKS