仕事に限らず、人生では色々迷うことがあります。また、いろいろな誘惑もあり、そうしたことに心を惑わされることがあるかもしれませんが、自分が進むべき道を迷ってばかりいれば先に進めません。そんな時は、是非、この言葉を思いだしてください。
本日の論語
『君子懐徳、小人懐土、君子懐刑、小人懐恵』(子曰く、君子は徳をおもい、小人は土をおもう。君子は刑をおもい、小人は恵をおもう)
意味
立派な人であれば、道徳性を重んじて生きようとするが、そうでない者は土地や肩書きなどの安泰を願うものだ。また、立派な人は責任を持つ覚悟ができているが、そうでない者はまず責任を免れることを考えるものだ。
解説です!
人格者と呼ばれる人は、自分が行動する時に、まず人間性や道徳性を踏まえて「それが正しい道かどうか」によって判断しますが、そうでない一般の人は、まず自分の利益になることを優先してしまう。また、人格者は自分の行動には責任を持つけれども、そうでない人は、すぐに責任逃れすることやいいわけばかりを考えるものだということを言っています。
こんなシーンで役立ちます!
仕事では、何かを選ばなくてはならないことがしばしばあります。そうした時に、どうしても目の前の利益に走りがちに。目先のことを優先した選択はその時はいいかもしれませんが、長い目で見た場合、いい方向に行かないことも少なくありません。まずは自分に恥じない行動をすること。そうすれば自ずと責任感も生まれ、やがて結果につながると信じたいものですね。