アスクは28日、MSI製グラフィックスカードの新製品としてOC仕様のGeForce GTX 780を搭載した「MSI N780GTX Lightning」を発表した。9月6日より販売を開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は99,800円前後。

MSI N780GTX Lightning

GPUのベースクロックをリファレンスの863MHzから980MHzへ、同じくブーストクロックを900MHzから1,033MHzに引き上げたGeForce GTX 780を搭載する。独自のプロペラブレードテクノロジを採用したPWM対応の3連ファンと、8mm径ヒートパイプ 7本、銅製ベースを組み合わせた新開発のGPUクーラー「TriFrozr」を搭載することで、冷却効果を高めている。

新開発のGPUクーラー「TriFrozr」

MSI独自の品質基準「Military Class 4」の準拠に加え、45度の環境下で24時間連続のバーンインテストをクリアしたOC製品向けの新基準「OC Certified」にも対応する。10層の基板や16+3フェーズの電源回路を備えることで、OCに求められる大きな電流にも耐えることができるという。

このほか、オーバークロック時の安定性を高める「GPU Reactor」、標準用とオーバークロック用のBIOS切替に対応した「ツインBIOS」、電源の負荷状態に応じてLightningロゴのLEDが3段階に変化する「トリプルレベルシグナル」などOC向けの機能を搭載する。

主な仕様は、CUDAコア数が2,304基、コアクロックが980MHz、ブーストクロックが1,033MHz、メモリクロックが6,008MHz、メモリタイプはGDDR5で容量は3GB、メモリインタフェースは384ビット。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。出力端子はHDMI×1、DVI-I×1とDVI-D×1(ともにデュアルリンク対応)、DisplayPort×1。補助電源は8ピン×2。本体サイズは約W295×D128.6×H51.35mm。

出力インタフェース