JVCケンウッドは8月28日、JVCブランドのホームシアターシステム「TH-BA31-B」「TH-BA21-B」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格はTH-BA31-Bが35,000円前後、TH-BA21-Bが32,000円前後。

46V型以上のテレビにマッチする1,000mm幅のバーシアター。写真は、Bluetoothに対応する上位モデル「TH-BA31-B」

2モデルとも、テレビとケーブル1本で接続できる手軽なバースピーカーシステムだ。テレビが光デジタル音声出力端子を持ってる場合、製品に同梱されている光デジタルケーブル1本で接続できる。本体のサイズはW1,000×D110×H105mmで、46V型以上のテレビに適合する。質量は約4.5kg。テレビのリモコン信号を転送する「TVリモートパススルー機能」を搭載しており、スピーカーでテレビのリモコン受光部がふさがれていても、テレビの操作を行うことが可能だ。

使用されているスピーカーユニットは、φ70mmフルレンジ×2本とφ85mmサブウーファー×2本。本体は、内部でフロントスピーカー用のキャビネットとサブウーファー用のキャビネットに分けられており、フロントスピーカは密閉型のキャビネットに、サブウーファーはバスレフ型キャビネットに下向きに取り付けられている。サブウーファーを含めて一体型としたことで、より手軽な運用が可能となっている。

アンプの実用最大出力は30W×2+30W×2の計120W。利用できるサウンドフォーマットは、Dolby Digital/AAC/LPCMで、上位モデルのTH-BA31-BのみDTSにも対応している。サウンドモードは,「3Dムービー」「3Dバーチャル」「ナチュラル」の3種類を装備。3Dムービーは映画用にセリフを聞きやすくしたモードで、3Dバーチャルはライブ音楽などに有効なモード、ナチュラルは自然な音の広がりを実現するモードだ。

入力インタフェースは、アナログ×1系統/デジタル×3系統(光デジタル×2系統/同軸デジタル×1系統)を装備。また上位モデルのTH-BA31-Bは、Bluetoothにも対応している。Bluetoothのバージョンは3.0。3種類のサウンドモードは、Bluetooth接続時にも利用できる。