ボルボ・カー・ジャパンはこのほど、同社ラインナップの2014年モデルを発表した。全モデルとも自慢の安全装備を進化させ、デザインも一新する。一部モデルを除き、最新の安全技術「サイクリスト検知機能」も搭載する。

「S60」

2014年モデルはエクステリアが大幅に変更され、60シリーズをはじめ、「V70」「XC70」「S80」はデビュー以来初のエクステリア刷新となった。フロントマスクは、すでに発表されている「V40」2014年モデル同様のデザインに一新。ボルボのアイデンティティである斜線入りグリルは、下面が曲線となり、ヘッドライトもより薄型となった。従来よりさらに無骨さが影を潜め、都会的な雰囲気となっている。

安全装備では、「ヒューマン・セーフティ」(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)に、新たに「サイクリスト検知機能」が加わった。これは赤外線レーザーと高解像度カメラ、ミリ波レーダーで構成されるセンサーシステムが車両の前方をモニターし、車両と同じ方向に走っているサイクリストが突然自車の進路内に入り、衝突が避けられないと判断した場合に、光と音による警告と同時に自動でフルブレーキを作動させるもの。この機能は「XC90」を除くボルボ車全モデルに装着可能となる。

「V60」

「XC60」

「V70」

「XC70」

「S80」

「セーフティ・パッケージ」および「アクティブベンディング・デュアルキセノンヘッドライト」を装着する60シリーズのヘッドライトには、新機構「フル・アクティブ・ハイビーム」を採用。カメラセンサーを利用し、対向車のヘッドライトや先行車のテールライトを検知し、ハイビームで走っている際にヘッドライト内部のシェードを制御することで、対向車と先行車に向けられる光の部分だけを遮光する。

価格は「S60 T4」が379万円、「V60 T4」が399万円、「XC60 T5」が489万円など。