ビー・エム・ダブリューはこのほど、6シリーズ・7シリーズにおいて、さまざまな局面で安全性を高める最新の安全装備を全車標準装備化すると発表した。「衝突回避・被害軽減ブレーキ」を含む「ドライビング・アシスト」のほか、「アクティブ・プロテクション」「BMW SOSコール」などを標準装備とする。

BMW 6シリーズ

6シリーズ・7シリーズ全車標準装備となる「ドライビング・アシスト」は、危険を知らせる「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に作動する「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱を警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」で構成されている。また、歩行者検知機能も新たに追加され、歩行者への接近に対しても警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させるようになった。

「アクティブ・プロテクション」も全車標準装備に。衝突の危険が高まったとシステムが判断した場合に、フロントのシートベルトを引き締め、開いているウインドウや電動サンルーフを自動的に閉めるなど、乗員を最適に保護するシステムだ。事故発生時には、システムが車両を減速させ、さらなる衝突の防止または被害を最小限に抑えることが可能となる。

BMW 6シリーズ

BMW 7シリーズ

「BMW SOSコール」

その他、車載の通信モジュール(SIMカード)を利用する「BMW SOSコール」や「BMWテレサービス」も全車標準装備となった。「BMW SOSコール」は、事故発生時にSOSコールセンターに通信を接続し、救急や消防といった機関の早急な手配を可能にする。「BMWテレサービス」は、車両のメンテナンスやバッテリー電圧の低下といった情報を、自動的に担当のBMW正規ディーラーに通知するという。