トヨタ自動車は27日、東京臨海副都心のクルマのテーマ施設「MEGA WEB」(メガウェブ)のリニューアル概要を発表した。リニューアル工事は9月より開始し、オープンは11月初旬を予定している。

MEGA WEBは、「見て、乗って、感じる」クルマのテーマ施設として1999年3月にオープン。乗用車の展示や試乗を通じてトヨタ車に親しんでもらうとともに、レーシングカート試乗体験やヒストリーカー展示等など、クルマ文化に幅広く触れることができる取り組みを行い、2012年9月には累計来場者数が8,000万人に達している。

今回のリニューアルでは、子どもや海外からの来場者も含めた幅広い層に対して、クルマ文化の情報受発信機能を高めることを狙いに、「屋内走行体験ゾーン」「グローバル・ディスカバリーゾーン」「waku-doki(ワクドキ)ゾーン」(いずれも仮称)を新設。また、試乗コース「ライドワン」中央部を拡張して広場化し、試乗や走行をともなうクルマのイベントがより楽しめるようにするとのこと。

「屋内走行体験ゾーン」(仮称)

「屋内走行体験ゾーン」は、全長約230mの屋内コースで、免許を持たない子どもも含めて運転する楽しさと交通ルールを学ぶ体験ができる。車両は、同社の「Camatte」(カマッテ)ほか、幅広い年代にあわせて用意する予定。

「グローバル・ディスカバリーゾーン」(仮称)

「グローバル・ディスカバリーゾーン」では、クルマに関わる同社のグローバルな取り組みや将来技術について、楽しく遊びながら体感や新たな発見が行える。「安全・環境技術」「スマートモビリティ社会」等の取り組みを紹介するほか、海外でしか販売していないトヨタ車の展示も実施する。

「waku-doki(ワクドキ)ゾーン」(仮称)

「waku-doki(ワクドキ)ゾーン」は、サーキットや自宅ガレージをイメージした空間に、GAZOORacing車両や86を展示。シミュレーターを活用して走る楽しさを体感したり、カフェスペースも設置され、「クルマを持つ」「クルマで走る」「クルマを語り合う」楽しさを気軽に体感できるとのこと。

「ライドワン広場」

先行完成済の「ライドワン広場」は、試乗コース「ライドワン」の中央部(乗降場付近)を拡張して広場化したもの。イベント時に、より安全かつ迫力ある走行を可能にするという。