ルノー・ジャポンは、同社の推進する新デザイン戦略にもとづいたフロントフェイスの新型「カングー」を発表した。29日から全国のルノー正規販売店にて販売開始する。
「カングー」は広い室内空間や高い機能性から、欧州では「ルドスパス(遊びの空間)」と呼ばれ、人気を博している。今回、同社の常務デザイン担当、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏による新デザイン戦略にもとづき、フロントデザインが一新された。
新しいフロントデザインは、同社の新型「ルーテシア」と同じく、これまでよりも大きく角度を立てて取り付けられたルノーロゴと、そこからヘッドライトまでつながるブラックグリルバー、新デザインのアーモンド型ヘッドライトなどで構成される。グリルレスだった従来モデルのファニーフェイスとはまったく異なる、スポーティで精悍なイメージとなった。
ラインアップは標準グレードの「ゼン」と、装備や外観をシンプルに仕上げた「アクティブ」の2グレード。「ゼン」はボディ同色バンパーやオートエアコンなどの装備を採用し、ボディカラーは3色の新色を含む9色をそろえる。「アクティブ」は前後バンパー、ドアハンドル、リアコンビランプガーニッシュなどをブラック仕様とし、マニュアルエアコンを採用する。価格は「ゼン」が234万8,000円、「アクティブ」が214万8,000円。