ブラザー工業およびブラザー販売は26日、同社のインクジェットプリンタ/複合機「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの2013年秋モデルを発表した。8月末より順次発売する。
「PRIVIO BASIC(プリビオ ベーシック)」、高機能シリーズの「PRIVIO NEO(プリビオ ネオ)」に加え、2013年は新シリーズ「PRIVIO SIMPLE(プリビオ シンプル)」を追加。ビジネス向けの「PRIVIO WORKS(プリビオ ワークス)」は継続販売する。
「PRIVIO NEO(プリビオ ネオ)」では、ホーム向け複合機のハイエンド機「DCP-J4215N」が登場した。価格はオープンで、店頭予想価格は28,000円前後。発売は8月末となる。なお、上位モデルとなるFAX機能・ADF(自動用紙送り)機能付きの「MFC-J4510N」は継続販売(店頭予想価格35,000円前後)。
静電式の3.7型TFTタッチパネルを搭載する「DCP-J4215N」はA4の横送り給紙を搭載し、奥行290mmと国内インクジェット複合機で最小クラスの複合機。2013年秋モデルでは新たに白カラーの本体色を追加した。手差しでのA3プリント機能や、A4カラーで18枚/分の印刷スピードなどが特徴で、機能面では自動両面印刷やコピー機能などを備える。CD/DVD/BDレーベル印刷機能は持たない。
新機能として、写真上の顔を自動認識してテンプレートに自動配置する自動写真レイアウト機能や、ハンカチなどお気に入りのデザインをスキャンして素材化できる「お気に入り素材合成」機能などを備えた、クラウド経由で配布する「クラウド年賀状アプリ」に対応。また、スキャンした資料のテキスト部分を自動OCR認識し、オブジェクトをJPEG変換して、PowerPointやWord、Excelに変換する「スキャン to Office文書」機能なども備える。
このほか、同社のスマートフォン向けアプリ「Brother iPrint&Scan」にも引き続き対応。新機能として、スマートフォンからのOffice文書プリント機能でA3用紙に対応したほか、FacebookやTwitterとの連携機能を備えた。
「DCP-J4215N」の主な仕様は、最大解像度が最大6,000×1,200dpiで、インクがシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色独立。印刷速度はA4カラーで約18秒、A4モノクロで約20秒。前面カセットの給紙容量は最大150枚。対応用紙はサイズはL判~A3(A3は手差し)。消費電力はコピー時で約21W。イメージセンサーの光学解像度は2,400dpi×2,400dpi。
インタフェースはUSB 2.0×1ポート(USB DIRECT-PRINT/PictBridge、USBメモリ)、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)。メモリカードスロットの対応メディアは、メモリースティックDuo/PRO Duo、SD/SDHC/SDXCメモリカード、マルチメディアカード/plus。
本体サイズはW480×D290×H163mm(収納時・以下同)、重量は約8.2kg。
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