8月も、気がつけば残りあと1週間。マイナビニュース読者の中には「今年はどこへも行けなかったなぁ」などと嘆いている人もいるのではないだろうか。そんな人に朗報だ。家に居ながらにして世界のパノラマ画像が楽しめる「Googleストリートビュー」において、21日より中国の成都大熊猫(パンダ)繁育研究基地が公開されたのだ。

成都大熊猫繁育研究基地は正確には動物園ではなく、中国の野生動物保護の研究や保護などを目的とする機関であるが、旅行者向けに園内を公開している。外は暑いがパンダは見たい。ということで早速、クーラーの効いた涼しい部屋で、Googleストリートビューからパンダを巡る冒険に出かけてみた。

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こちらが中国四川省にある成都大熊猫繁育研究基地。公園内は笹の木が生い茂っており、人里離れた奥深い山に来たような雰囲気だ。なお、本画像を含め、記事内の画像は全てGoogleマップのストリートビューで表示されたものをキャプチャしている

少し進むと、「清保持安静」と書いてある看板が奥に見えた。読み方は分からないが、何を言いたいのかは分かる気がする。つまりは「清潔に、静かにして下さい」ということだろう

また少し進むと、多くの人が立ち止まって木の上を撮影していた。どうやら木の上に、何かいるようだ

視点を動かすと、いきなりパンダを発見! 木の上で、パンダが笹の葉を食べている。なんとも可愛らしい姿

この看板には日本語が添えてあった。どうやらこの先は「成年ジャイアントパンダの生活エリア」とのこと。楽しみだ

ジャイアントパンダも発見! 園内では、たくさんのジャイアントパンダが思い思いの場所でくつろいる。想像以上にパンダの数が多くて驚く

さて、こちらが動物園の入口。パンダをモチーフにしたゲートが印象的だ。入口は自動改札になっている

入口を通過してすぐのところに、人だかりができている。行列のようだ。何を目的に並んでいるのだろうか

進んで行くと、バスの姿が。送迎か回遊かは不明ながら園内バスのようなものが出ているようだ。ドアがなく、開放的で涼しそうである

涼やかな並木道を、バスが走り抜けていく

バスを追いかけて進んでいくと、建物のエントランスに横断幕が。野生の生物の撮影して作品がどうこういう……と思ったら漢字の下に英字の紹介を発見。自然界をテーマにした写真コンテスト「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の2012年入賞作品の展示とみられる

ストリートビューは館内に入ることもできた。いろいろな動物の写真があるかと思いきや、まず目に入ってきたのはやはりパンダ

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GoogleのオフィシャルブログのひとつGoogle Lat Longでは、上記の成都大熊猫繁育研究基地を筆頭に、アメリカにあるヒューストン動物園、アトランタ動物園、チリのBuin Zoo、ブラジルのZoologico de Bauruなど複数の動物園のストリートビューを紹介している。

また、2009年にストリートビューが公開された北海道の旭山動物園をはじめとするいくつかの日本の動物園もすでにGoogleストリートビューに対応しており、園内を自由に巡ることができる。興味のある人は、この機会に世界の動物園巡りを楽しんでみてはいかがだろうか。

こちらはアメリカのヒューストン動物園。広大な敷地、やや恰幅の良い来場者などに「アメリカらしさ」のようなものを感じてしまった

こちらはドイツのZoo Safari Park Stukenbrock。サファリパークとある通り、車で巡れるようになっているようだ。園内には遊園地の施設も確認できた

こちらは日本最北の動物園、北海道の旭山動物園の様子