女優の米倉涼子が23日、都内のスタジオで行われた、映画『ダイアナ』の公開アフレコ収録に参加した。
映画『ダイアナ』は、36歳の若さで急逝したダイアナ元英国皇太子妃の半生を描いた作品。20歳で王室に入り、2人の王子を出産するも、夫・チャールズ皇太子の長きに渡る不倫、王室との確執、マスコミとの攻防に疲れ果てて王室を離れたダイアナ(ナオミ・ワッツ)。離婚後は、生涯の愛を誓った医師のハスナット(ナヴィーン・アンドリュース)に支えられながら、地雷撲滅運動などの人道支援活動に奔走し、初めて自分の人生を歩み始めるのだが――というストーリーで、映画は10月18日から全国公開予定。
日本語吹き替え版でダイアナ役を務める米倉は、2シーンを報道陣に披露するも、緊張していたようで「噛んじゃいました~」と照れ笑い。「七転八倒してます。主張する方なので気持ちが伝わるように意識してますが、吹き替えって大変」とアフレコの苦労を明かしつつ、英女優のナオミ・ワッツの吹き替えを演じるにあたり「彼女のお芝居に声だけでも参加出来たのは光栄。体で表現することが出来ないから、一日中彼女の呼吸に合わせてますが、良い勉強になってる」と刺激を受けているようだった。
関係者から「ダイアナに人として似ている」と言われたという米倉は、「何をしでかすか分からないけど、どんな行動も彼女の中では芯が通ってる。分かるところはありますね」とシンパシーを感じる部分もあるようで、「常に見張られていて、かなりのストレスだったと思う。私も事実じゃない記事を書かれたりして苦しむことがあるので」と日頃から世間の注目を浴びる身としてダイアナ元妃の苦悩に共感。そんな米倉は、報道陣に理想の王子様を聞かれると「王子様? 38歳にもなると理想が増えすぎちゃって……。どこから挙げていいのか分からないから、どなたでもいいです!」と苦笑いを浮かべていた。