写真ほど使う機会は少ないが、いざというとき力を発揮するのがiPhoneのムービー撮影機能。iPhone 5の場合、内蔵された裏面照射型CMOSセンサーにより、暗いところでもノイズが少ない映像を撮影できるようになった。解像度は1080pのフルHD、少し前のビデオカメラ専用機を上回る精細感だ。ズームはないが、手ブレ補正機能を搭載するので気軽に撮影できる。iPhoneの高い機動性とあいまって、スナップムービーの撮影にはもってこいの存在だ。
しかし、フルHDで撮影されるだけに、ファイルサイズが大きくなりがちなところが難点。高効率の動画コーデック「H.264/AVC」で圧縮されるとはいえ、約30秒のムービーですら60~70MBほどの大きさとなる。メモリ容量に余裕があるときはいいが、残量が厳しいとき、友人/知人に配りたいときには、その大きさが足かせになってしまう。
そんなときは、ムービーを「小さく」してみよう。サードパーティー製アプリを使うという対処方法もあるが、細かい設定が必要なければ、iOSに標準装備されているアプリだけでじゅうぶん対応可能だ。なお、オリジナルは65MBのムービーが、以下に示す方法で作業したところ、2.9MB(メールに添付すると約3.8MB)にまで小さくなった。解像度は568×320ピクセルにまで落ちたが、ブロックノイズもそれほど気にならない水準を保っている。知っておいて損のないムービーの活用法だ。
操作手順をカンタン解説
1 「写真」で目的のムービーを開き、画面左下の共有ボタンをタップする |
2 「メールで送信」をタップすると、メールに添付できる程度に小さくなるようムービーの変換が開始される。30秒のムービーであれば5秒ほどで完了する |
(提供:iPad iPhone Wire) |