宇多田ヒカルの母で歌手の藤圭子さんが22日午前に亡くなったことを受け、芸能界からは早すぎる死を悼む声が寄せられている。
女優の戸田恵子は23日付のブログで「藤圭子さん、ショックですね…」と驚きを隠せない様子で、「私が歌手デビューした頃、1970年代に何度かお会いした事がありました。私のデビュー当時の衣裳のパンタロンスーツは、レコード会社の意向により、藤圭子さんを意識したものでもありました」と振り返った。そして、「私の大好きな歌い手さんでした。『新宿の女』は私の十八番でもあります」とつづり、「ご冥福を心よりお祈りいたします」と哀悼の意を表した。
また、歌手の水前寺清子も22日付のブログで「まだまだ若いのに…」と惜しみ、「デビュー当時から圭子ちゃんの方から話す事はあまり無く~何時も孤独に見えてましたが きっと自分から~が不得手だったから孤独っぽく見えてたのでしょう。可愛く…美しい日本人形の様でした…青江三奈さんと同じレコード会社と言う事もあり青江さんとは何かと話してましたので私とも会えばニッコリで話してたのを思い出します」と当時の思い出をつづった。
歌手のダイアモンド☆ユカイも、「小学生の頃、小柄な黒髪美人のハスキーな歌手の唄が好きだった」という書き出しから22日付のブログを更新。「何故だか悲しい唄ばかりなんだけど子供の心にも何か響くものがあった。洋楽のビートルズやジャニスジョップリンに出会う前の話だ。今振り返るとそれはブルースだったんだという事が解った。それは俺が初めて触れたブルースだった」と思い返し、「彼女は日本のブルースシンガーだったんだと思う。もう一度だけあなたの歌声を聞きたかった。藤圭子さん御冥福をお祈りします」と哀悼の意をささげた。